見出し画像

洗足学園小学校に合格する②

 小学受験統一模試は、志望校合格を目指す受験生及びご家族のために、様々な企画・支援をしていきます。今回は、【有名小学校合格対策講座】として、洗足学園小学校に合格するための対策方法を富士チャイルドアカデミー【校長 前先生】にお伺いしました。

前回の記事はこちら
洗足学園小学校に合格する①

③運動機能検査

 模倣体操は例年通り、見本の動きに合わせて速度が変わる運動。ルールがあるサーキットは、今年度、共有物を使用しない、また接触を避けるための工夫がなされ、前の人が戻ったら次の人が始める、大きな声で応援はしない、という指示が出されました。複数の指示を確実に聞き取り、ルールを忘れず自信をもって機敏に動くこと、持久力、意欲と節度のバランスも大切です。

④行動観察

 今年度は集団活動を避け、個人制作に変わりました。男子はティッシュペーパーをこよりにして糸を作り、A4用紙や折り紙で魚を作りクリップで止めて釣り糸ゲーム、女子は折り紙、シール、モールなどを使用した指人形制作でした。洗足の特徴として、指定された時間を意識し、自分で時計を見て、終了時間に片付けられるかが見られます。行動観察は合否を分ける大変重要なポイントで、どのような場面でも自覚をもって取り組み、節度が保てるよう、なにより日頃の生活の様子そのものが大切です。

【洗足学園小学校に合格するためには】

 十分に準備した受験生が大勢集まる現状で、難度の高いペーパーですが、得点率は非常に高く、差がつかないため、基本的なところで確実に得点することが必須となり、親子面接、行動観察が重要なポイントになります。

 いまの洗足は、「兄弟や卒業生ということではなくフラットにみている」といわれており、「ペーパーができないと合格できない学校」ではなく、「ペーパーができるだけでは合格できない学校」になっています。合否を分けるのは、ペーパー以外のすべての要素における「ほんのわずかな差」で、それこそが結果を大きく左右しています。また、受験者本人、ご家族全員の「どうしても洗足」と願う強い気持ち、中学受験に対する高い意識が、合格への大きな原動力になっているといえるでしょう。

 入試内容は、「どういう子に入ってほしいか、学校からのメッセージ」で、洗足の学校教育目標には、「自分で考え行動ができ、粘り強くがんばる、人のためにすすんでできる子」とあります。教育的配慮のあるご家庭で、しつけがしっかりとされていることを前提に、洗足に相応しい自主性、社会性、協調性が備わった心身ともにバランスのとれた子どもが望まれていると心得て、日頃の過ごし方を見直すことが大切です。そして、入試本番で実力が発揮できるよう、多岐にわたる入念な準備をいたしましょう。

富士チャイルドアカデミー【校長 前先生】

いいなと思ったら応援しよう!