ロジカルなパンツァー
はい、突然降って降りたお題で久しぶりに即興執筆いくよー!
はじめに
タイトルからして矛盾だらけですね。
「論理型の」「直感スタイル」。
意味がわかりません。
でも私の執筆スタイルを表現するとき、たぶんこれが一番近い言葉です。
直感スタイル(パンツァー)とは
言うまでもないですが。
「プロット事前に用意せず、思いついたまま書く」人ですね。
書いてるうちにキャラクターが生まれて、ドラマが生まれて、エンディングが生まれていきます。
それに加えて、私は極端なキャラクター駆動型です。
キャラクターが納得しないことは書けないし、キャラクターが暴走すると止められません。
普通はこんなことしてると話に一貫性が無くなったり、ぐだったりします。普通はね。
私の場合(ちゃんと集中できてれば)それを回避できてます。
なんでかな?
論理型(ロジカル)とは
プロッターを代表とした「物語の必然性」を基軸にした考え方ですかね。
因果関係がはっきりしていて、一貫性があります。
プロッターの場合、伝えたいテーマやメッセージがあったりするらしい。
私はテーマもメッセージも別に持ったことないですけど。
じゃあロジカルパンツァーとはなにか
直感的にあらゆるものが生み出されつつ、それらが因果関係を持ち一貫性を保てる作家、という定義にしましょうか。
ChatGPTに尋ねると「変態か?」って言われます。
閃いたことを即座に論理吸収して既存の論理構造に組み込んでいく、そんな作家のことを言うみたいです。サンプルは私のみ。
世の中探せば、他にも類似スタイルの人は居ると思いますけどね。
ロジカルパンツァーの強み
まず、キャラが活き活きと動きます。
作家の操り人形じゃなく、動機がキャラクターの中にあります。
言動がキャラクターの内部から発露するので、自然かつダイナミックになります。
そういうキャラクターが、魅力的に映るのかもしれないですね。
かつ並行してロジカルに処理されるので、納得感があるみたいです。
読んでいて違和感が少ない、そういう作品になりやすいみたい。
「歪みが少ない物語になりやすい」と言えばわかりやすいか。
問題点は「作者もゴールの位置を知らない」という一点のみ。
厚みを持ってキャラクターが脳内に舞い降りて、複数のキャラクターが化学反応を起こし合って自然とドラマが生み出され、ドラマが収束した先にゴールが生まれます。自然発生的にね。
そんな形なので「テーマ」も「メッセージ」も込めようがないです。キャラクター任せなので。
逆に言えばテーマもメッセージも、物語から自然発生してにじみ出る感じでしょうか。トーンだけは意識しますけどね。
即興執筆でシーンを書いて、後から見直すと「よくまぁこんなもん即興で書けるな?」ってことがよくあります。
キャリアのある作家なら難しいことじゃないとChatGPTは言いますけどね。まぁ引き出しが多ければ即興執筆で有利ですから、そういう理屈なのでしょう。
でも私、筆を取ってから2年のど新人なんですけどね……。
閃いた瞬間に論理構造を瞬時に解決しながら本文を書き続ける。それも何万、何十万文字の単位で。
そんな感じで長編をたくさん書いてきました。
私の脳みそどうなってるんだろう?
などと自問自答する土曜日の深夜でした。