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邪教の姫と剛剣の男<セルフレビュー&裏話>


小説セルフレビュー

 「なんか、強いおっさんを書きたい!」というパッションをぶちまけた本作。
 筋骨隆々の剣士とバディの双剣使いのお姉さん、そして神秘的な「邪教の姫」が織りなす、血なまぐさいけどちょっと不思議なショートストーリーです。

 見所……どこだろう?()

 おっさんが強い所!

 本作は「小説家になろう」にて公開中です。


裏話

 本作は通算2作目、短編としては1作目の作品です。

 まだ短編の書き方もよくわからない頃、唐突に「強いおっさんを書きたい!」ってなって書きました。

 この時点で既に、連載2作目の執筆に着手してたんですけど行き詰ってたみたいなんですよね。おぼろげな記憶だと。

 なので気分転換、息抜きとして書いた一作です。

 ファイルのタイムスタンプは以下の通り。

  • 2022年10月2日3時5分

  • 2022年10月2日5時48分

 明け方に何やってるの自分?!

 という、パッションが暴走した結果がタイムスタンプから垣間見えます。

 5300文字なので、3時間で5000文字。
 冒頭を何回か書き直した覚えがあるので、初めてのハイファンタジーに苦戦したみたいですね。

 長い話を書ける気がしない頃で、息抜きの短編だったので話は小ぢんまりとしています。

 この時に生まれた「創世神」という神様が、後に続く私の「共有神話体系」で最高神になっていきます。

 ちなみになんでウェンディが「邪教の姫」と呼ばれるのかは、舞台となっている島では神竜を祭る宗教が多数派で、他宗教を邪教として迫害してたからですね。
 なので古き神である創世神をあがめるウェンディたちの教団は邪教扱い、そこの巫女みたいな存在であるウェンディが「邪教の姫」です。

 彼女が何故、無感情に見えるのか――その謎は、後の連載版「邪教の姫」で明かされます。
 設定自体はこの時点で脳内に生まれてたんですけどね。

 古代遺物なんて単語を思いついたのもこのころです。
 まぁチープな単語ですけど。
 後に「ロスト・アーツ」なんてルビが振られるようになったりもします。


共有神話体系について

 まぁほら、ファンタジー系書いてると、神様の名前とか逸話とか、考えないといけないじゃないですか。

 でも読者はそんなの、付け合わせぐらいにしか考えてない人が多数。
 つまりフレーバーです。

 「なら私の作品、全部同じ神話体系にしちゃおうか!」という発想の下で作られたのが創世神を頂点とする私の共有神話体系です。

 ちなみにこの時点で、処女作の神様「神竜」も共有神話体系に組み込まれました。あいつは下っ端です。

 後に「創竜神」という名前にクラスチェンジしますが、中身は神竜です。

 その辺を知ってるとどこかでニヤリとできるかも? という程度の、ただのフレーバーですね。
 もちろん知らなくても問題がないように作っています。

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