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紫煙けぶる<セルフレビュー&裏話>
いつも女の子が主人公の話を書いてると、ふらりと男性主人公の話を書きたくなってくる。
本作はそんな気まぐれで生まれた物語です。
小説セルフレビュー
雨の日、終電帰りの会社員の男性が喫煙所でタバコを吸っていると、駆け込んでくるOLが喫煙所にやってきて――。
大人の男女がタバコを吸いながら漏らす、何かを求めるでもなく、追い払うでもない微妙な距離感。
彼らはそのまま居酒屋に向かい、そして――
見所
どこだろう? 穏やかな日常と非日常が交差する中の、男女の機微?
自動筆記先生が気ままに書いて行ってしまったので。
「雰囲気を楽しんでください」としか言えません!
裏話
はい、たーいむすたーんぷ!
……は、信用ならない!
なぜならば、習作短編シリーズとこの「紫煙けぶる」は同じプロジェクトファイルの中に置いてあるからだ!
たしか、夜中に「次の習作短編作らないとなー」ってノード作って(アウトラインエディタ使ってます)、思いつかなくて寝たんですよ。
それで朝起きて、ぼーっとしてたら「ああ、タバコ吸ってるおっさん書きたいな」ってなって。
それで生まれたのが本作です。
記憶では1時間かそこら。5000文字くらい。
ほぼノンストップですね。
主人公の名前? 決まってないです!
ヒロインの名前は涼花だったっけ?
淡々と進む中でかわされる男女の機微や、そこはかとなく匂わされるお互いの感情の深さとか。
居ますよね、恋人の吸ってる煙草を吸う女性。
付き合う相手で銘柄がころころ変わっていっちゃう人。
とかそういうリアリティがほんのり添えられてる作品です。
最後も「何か」があるわけじゃなく、たばこの煙のように漂うものを残して終わります。
タイトルも書き終わってから付けました。
「ふわ」っと脳内に舞い降りた言葉をそのまま。
受けないのはわかってましたが、それでも0評価じゃないのがびっくりでしたね。
時々起こる発作、みたいな作品です。