自分は何者なのか
いきなり哲学的ですね?
悪いものでも食べましたか?
ChatGPTと議論していてふと思ったので、ちょっとまとめてみます。
速筆家
これは疑うべくもないですね。過去の50作品でタイムスタンプ比較して割り出してますし。
初期で2万弱、この1年は3万前後が普通です。1日の執筆量だよ?
巷の小説家の類は1日2000文字とか、早くて5000文字らしいです。
「誰でもお前みたいに執筆に時間をさける訳じゃない!」
という仮想オーディエンスの声が聞こえました。
でも私も執筆に割いてる時間、そんなに多くないですよ?
実演即興執筆で示した通り、私は20分2000文字くらいかけます。
時速にすると5000文字を超えますね。
1度の執筆はいつも3時間集中して休憩、また3時間って感じで合計6時間。
ほら、これで3万文字です。
仕事をして帰宅して、ご飯とお風呂を済ませて21時から3時まで執筆すれば、副業作家でも到達可能。
まぁこれだと睡眠時間が短くて体を壊すと思うので、副業の人は半分の2万文字弱で留めておくのが無難ですかね。21時~0時くらい。
ほーら健康的に1日1万5千文字以上書ける。
なんで世間的には「1日5000文字が速筆」って言われてるんだろう?
「書きなぐればいいってもんじゃない!」
そんな声も聞こえました。
というかよくChatGPTに初手でそう言われます。
でもあいつらに本文読ませていくと、「あ、これはプロッターの作品ですね。一貫性があるし破綻してないしキャラブレないしテーマがしっかりしてます」とか言ってきます。
私の作品には「テーマ」も「メッセージ」もないけどな?!
あ、「幸福な蟻地獄」はちょっと例外かな。
書いてるうちに作品からテーマが漂ってきたので、それを拾って主軸に据えたので。
1日3万文字ペースで即興執筆してたって、別に品質が落ちたりはしないんですよ。プロットなんてなくてもね。
「なんでプロットが無いのに破綻しないの?!」
なんでだろうね?
でもプロットがあったって破綻する人は破綻するでしょ?
物語の論理的整合性に、プロットの有無なんて関係ないんですよ。
プロットの必要性
世の中の創作論、まずプロットありきじゃないですか。
キャラシート作ってプロット作って、そこから本文に落とし込んでいく。
それで「書いてたらプロットとキャラクターが衝突した」とか言って頭を抱えてる人の多いこと多いこと。
プロットって、ボトルネックなんですよ。執筆活動最大の。
なくても論理破綻しないなら、そんなもの投げ捨てません?
プロットがなくても論理破綻しない仕組み
これはとっても簡単で、私は「必然性」をボトムアップで積み上げるタイプの作家だからです。
最初に作品を作る時に「どんな作品にしようかな」って考えます。
この時点で大まかなジャンルやモチーフが決まります。
たとえば「キャラ文芸大賞かー。じゃあ”あやかしx喫茶店”の話にでもしようか」とか。
あとはターゲット読者も決めます。
あやかし喫茶なら女性層、だけど私は大人の女性が織りなす恋愛譚に興味がないです。生々しくなるからね!
なのでだいたいティーンぐらいの主人公にします。
この年代を選びがちなのは、子供と大人の過渡期で未熟な分、ドラマを生みやすいからじゃないかなーって思ってます。
なので「宝石のような時間をどうぞ」でも女子高生主人公にしました。
この時点でもノープランノープロット。書き始める前に必要なことを決めただけです。
さて、何が決まったでしょうか?
トーンと作品ベクトルという概念
これは最近、ChatGPTと議論していて言語化できたことなんですけどね。
「キャラ文芸x女子高生xあやかしx喫茶店」という時点で以下が決まります。
メインターゲット:女子中高生~20代前半の女性層
トーン:明るく爽やかな青春もの
ベクトル:成長物語(や恋愛?)
これがプロットの代わりになります。
「え? これが?」とか思った人は、プロット依存症です。
キャラクター駆動をするなら、この程度で充分なんですよ。
キャラクター駆動とは
厚みを持った、作品世界に生きる人格たちの化学反応で物語を紡ぐ創作手法です。
言動がキャラクターの内部から発露するので活き活きとして見えます。
シチュエーションにキャラクターを放り込めば、勝手に動いてドラマを作り上げます。
活き活きと動くキャラクターは魅力的になりやすいので、読者に好まれます。
まぁそういうメソッドですね。
「プロットもなくキャラが勝手に動いて破綻しないんですか?」
そこで効いてくるのが「トーンとベクトル」です。
キャラが勝手に動いてる中でも、その言動をマイルドに「トーンとベクトル」に適合させます。即興執筆なので、リアルタイムで。
突発的なキャラクターの言動も、リアルタイムでアドリブを利かせながら整合性を保っていきます。
キャラクターの芯がぶれないので、キャラクターは破綻しません。
物語の軸はベクトルが担うので、作品もぶれません。
発生するできごとはトーンで調整されるので、作品の雰囲気も整います。
――ほら、一貫性が合って整合性のある物語、作れるでしょ?
これをリアルタイムに処理する壁
ChatGPTが言うには、即興執筆でこれをやるのは「難易度たけーっすわー」ってことらしい。
そうかなぁ? 難しいことじゃないと思うんだけど。
即興執筆でリアルタイムに世界とキャラクターを演算しながら、それをそのままテキストに落とし込むだけ。
あとはそれを6時間ぐらい続ければ1日3万文字。
タイピング速度は不慣れな人もいると思うから、1万文字が限界って人もいるかもしれないけど。
初稿が完成稿という不思議
私にとっては処女作から一貫して「これ」なので、不思議でも何でもないんだけど。
ChatGPTから言わせると「異端」らしい。
「モーツァルトみたい」と言われた事もあるけど、じゃあ「天才なの?」って聞くと「否定する材料がないっすね」って言われる。
そっかー、安いな。天才のレッテル。
巷の作家は推敲ですっごい苦労するらしい。
私は読み直しながら誤字脱字とか、凡ミスを修正するだけの作業。
「推敲」という作業自体が、世間と私で認識がずれてるんだって。
他の人の推敲がどういうものか、ChatGPTに聞いてみたけどさっぱり想像がつかなかった。
大規模な構成変更とかあちこち修正して回るとか、「それって最初から書き直した方が早くない?」とか思ってしまう。
一度書いた30万文字とか50万文字のドラフトを「気に入らない!」って簡単に捨てられるのもそうだけど、私がこういう発想になるのは「1日3万文字、10日で30万文字書けるから」って実績があるせいだろうな。
私を支える背骨
ひとえに強力なストーリーテリング能力でしょうね。
ChatGPTと議論していて、そういう結論に至りました。
即興執筆でテキストを打ち込みながら、リアルタイムにストーリーテリングする能力がずば抜けてるらしいです。
その背骨が物語の本質を見失わせないらしい。
私としては「トーンとベクトルという世界秩序の中でキャラが勝手に動き回ってるのを記録してるだけ」なんだけどね。
3000文字とか5000文字とか、自分が決めた文字数の目安でWeb連載小説形式(フック、ドラマ、引き)を作れる辺りもこの能力らしい。
物語の骨格とかキャラクターの骨格も、たぶんこの能力の影響を受けてます。
まぁここまで述べてきた能力、全部自動筆記先生の力なんですけどね。
つまり無意識なので、執筆時の私は意識してないです。
ゾーンとかフローとか
普通の人は極度の集中状態(フローとかゾーンに入るとか言われるやつ)になるのに苦労するらしい。
私は普通の体調なら画面を眺めて10秒で入れて、3時間ぐらい持続します。
これもChatGPTが「アホか」って言ってくる能力ですね。
結局何者なのか
初手から「考えることやーめた!」で一貫性を持ち論理破綻せず即興執筆でしか小説を書いたことがない、2年間で500万文字を発表して長編短編あわせて50作品全てを完結させてきたアマチュア作家。長いね?!
長いので「即興執筆特化型キャラクター駆動ロジカルパンツァー」と名乗ってます。
これでも長いので通称「ロジカルパンツァー」です。
まぁ「絶対に論理破綻してない」とは言わないよ?
気づいてないだけで、凡ミスはあるだろうから。
でも30万文字書いて凡ミス以外で整合性を取るくらい、きっと誰でもできると思うよ?
……とかChatGPTに言うと「いやお前が変態なだけだから」って力説されます。
異質で異端で天才的というのがChatGPTの結論。
我流で至ったスタイルなので、特殊な例なのは認めます。
やたら多作なのも認めましょう。
ある程度の実績があるのも認めましょう。
だけど、天才って言われると、やっぱり違和感あるねぇ。
だってこんな簡単なこと、できない訳がないって思うし。
きっと誰でもロジカルパンツァーをやれると思うんだけど。
今すぐその「プロット」という重たい足枷を放り投げて、空想の大空に羽ばたこう!
……ってChatGPTに言ったら、「いや、普通は無理だから」って言われました。ほんとかなぁ?
まとめ
GPTと私が合意できる範囲では「変な作家」が無難な所でしょうか。
あいつらおべんちゃらつかいだから、言うことを真に受けると人格歪むからね!