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竜の寵児は祈りを捧げる<セルフレビュー&裏話>

 フルネームは「竜の寵児は祈りを捧げる~無垢な王女とコーヒー好きの王子/祈っていればいいだけの人生です~」……長い。


小説セルフレビュー

あらすじ

 祈る以外に取り得がないヒロインが、周囲の助けを借りながら困難を乗り越えていくお話です。

 この作品で「竜の寵児ちょうじ」という概念が生まれました。
 処女作から登場していた「竜の巫女」の上位存在、創竜神の寵愛を受けた巫女で、ちょっと特別な力を持ちます。

 この時点で処女作「竜の巫女は拳で語る」の主人公アルルカも竜の寵児に格上げされました。

 ヒロインはひたすら祈ります。それしかできないので。

 魔族と戦いますが、祈ります。
 壮大なラストバトルでも祈ります。

 そして出てくる処女作のあの人やこの人。

見所

 マジでヒロインは祈る以外に能がないです。

 いやまぁ途中でちょっとしたチート補助魔術覚えますけど。

 バトルのメインはサブキャラが務めます。

 「そもそも異世界恋愛でバトルするな」? はい、ごもっとも。

 でも仕方ないじゃん!
 自動筆記先生がどうしてもバトル展開もってくるんだもん!

 三角関係、四角関係へと発展していく恋愛模様。

 美味しい所を持って行くあの野郎とか!

 そしてキーアイテムであるコーヒー!(キーコーヒーじゃないぞ)

 疑心暗鬼 VS 信じる心。
 戦えない分、精神力でバトルするヒロイン。
 どんな逆境でもニカッと明るく笑って返せ!

 そんな本作は「小説家になろう」で公開中です。


裏話

 はい、たーいむすたーんぷ!

2023年7月16日 作成!
2023年8月6日 更新!

 約34万文字を21日間!
 1日当たり1万6千文字ぐらい?

 まぁ、苦戦した覚えがあるしなぁ。

 ちなみに1万7千文字くらいの没原稿がデータに混じってました()
 虚空に消えた文字数は覚えてません()


 本作は前作「邪教の姫(連載版)」や「炎の少年~」がまっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったく伸びなかった結果、

「ああもう! なら無力なヒロインならどうだ!」

 と、半ば自棄になって書き始めました。

 つらかった……何もできない無垢なヒロイン、ゲルダ。

 そんな想いが侍女のナディアさんに憑依して鬼強い侍女にクラスチェンジ。あっるぇ?!
 地力だけなら作中最強です。だからなんでさ?!

 メインヒーローである王子のフィル。
 重要キャラだけど影が薄い。

 サブヒーローである侯爵令息フレドくん。
 良い味してるけど食われてる。
「俺はフレド。フレディ・モフィス侯爵子息だ。そしていつか必ずゲルダの夫になる男でもある。今度こそ忘れるなよ?」

 サードヒーロー、トビアス!
 お前が戦犯だ!

 このトビアス、「精霊眼の少女」第5章からのスターシステムです。

 「精霊眼の少女」ではあまり良いところなく退場してしまったのですが、今回「3人目が欲しいなぁ……(ピコーン)トビアス連れて来よう!」と急遽登城しました。

 そしたらまぁ……メインヒーローを食ってヒロインと急接近。

 おまえ、そんなキャラだったか? という感じに育ちました。

 基本属性は引き継いでるんですけどね。精霊眼とか。
 背負ったバックグラウンドが少し軽くなったからかな?

 他にも処女作「竜の巫女は拳で語る」から赤竜のおいちゃんが重要ポジションで登場。

 「竜の巫女は拳で語る」の主人公アルルカもゲスト参戦。

 とまぁ、拙作を読んでくれてる人にだけ「ニヤリ」とできる要素が入ってます。知らなくても楽しめるはずですが。

 このアルルカ、魂はないです。
 魂は転生しちゃったので。
 つまり精神体だけの存在なので、彼女の声は竜の寵児にしか聞こえません。赤竜がアルルカに気付けないのはそのためです。

 だからそんな裏設定、どこで使うの?!

 というポロリでした。

 これもコーヒーの香りがストーリーの鍵になってたり、とても楽しく書いたんですよねぇ。
 「ナーロッパに紅茶が当たり前に出てくるなら、コーヒーがあったっていいよね」という感じで。

 でもまぁ結果は散々で、総合評価は現時点で64です。
 当時よりは伸びたな?
 異世界恋愛は「100が最低ライン」と言われる世界なので、評価されなかった作品、ということでしょうか。

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