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亡国の王女と邪教の姫<セルフレビュー&裏話>


小説セルフレビュー

 短編1作目「邪教の姫と剛剣の男」の続編です。

 読んでなくてもなんとかなりますが、読んでおいた方が楽しめる、そんな感じの作りになってます。
 一応、なろうでは「邪教の姫」シリーズとしてまとめてあります。

 見所は……今回も筋骨隆々のおっさん

 またかよ! どんだけおっさん好きなんだよ!

 仕方ないんや……「おっさん書き足りない」っていうパッションで生まれた作品だから。

 ちなみにサブキャラのぼっちゃん魔導士こと賢者クインはお気に入りの一人です。
 脳内イメージは「ルセッティア」というゲームのカイユ。お暇があれば調べてみてください。

 本作は「小説家になろう」で公開中です。


裏話

 通算3作目、短編としては2作目の本作。

 ファイルのタイムスタンプは以下の通り

  • 2022年10月4日作成

  • 2022年10月5日更新

 ほぼ2日ですかね。文字数は37000文字。
 ……今と大して速度が変わらねぇ?!

 何やってるんでしょうね、自分。

プロット

 これは私が初めて、ちゃんとしたプロットを作った作品です。
 なんでかっていうと、当時のなろうって、短編小説の文字数制限があったんですよ。
 確か4万文字だったかな?
 なので、本作は文字数制限限界を攻めた作品です。

 内容は以下の通り。

0-1. 大神官、ロストアーツの回収を依頼
	→ 封印を解くのに必要なもの
0-2. 主人公、依頼を受理、達成
0-3. 大神官、封印を解除し、封印されていた強欲の神と契約
	→ 将軍を取り込みクーデターを起こさせる。
0-4. 姫、逃走。
	→ 主人公が姫を拾う。

1.旅の途中、兵士に追われる姫を助ける。
	→隣国へ逃がすクエスト。
2.賢者に会いに行く
	→動機:異界の門の閉じ方
3.賢者、魔女に会いに行く
	→動機:異界の門の閉じ方
4.異界の門を閉じるために必要な魔力の確保
	→竜の魔石が必要

5.竜退治
	→竜の魔石確保
	→サブクエスト:牛の獣人退治

6.王国への侵入
	→隣国との開戦にタイミングをあわせる?
	→城を包囲させる
7.神殿への侵入
	→当然、大神官が居るよなー
	 →魔女と賢者と聖女以外が大神官の相手をする?
	 →魔女と賢者と聖女が以下の門を閉じる
8.姫は一行と旅を共にする。
	→FIN

 プロット?! これが4万文字弱のプロット?!

 とお思いの方が居ると思われますが、自動筆記先生はこの程度のプロットでも仕事します。
 むしろこのくらい簡素じゃないと、私の手が止まります。

ついでなのでキャラ設定のメモも

■ヒロイン
・守銭奴→お金を集める動機付け
・魔法使い

■ショタ賢者
・魔女に成長しない呪いをかけられ、それを解呪するため魔法を研究しているうちに魔術のエキスパートになった。
・ロストアーツを探している。

■賢者の弟子
・魔法は得意ではないが白兵戦に長けるお調子者。

■魔女
・ショタ賢者に惚れたショタコン魔女。
・古より生きてきたロストアーツ使い。

■賞金稼ぎの男
・恋人を殺した賞金首を追っている。

■旅の剣術家

■魔法
・魔物を魔石に変換する魔法
・使い切った魔石に魔力を充填する魔法

■亡国の王子
・刃渡り2メートル弱の大剣を扱う大男。

■亡国の王女
・治癒の奇跡を起こせる少女。

■冒険者/ミディア・ウェスト
・奇縁で王子と行動を共にすることになった女性。

■亡国の大神官/魔王
・異界の門を開き、異界の神と契約し魔王を名乗った男。

 これだけ?! キャラ設定これだけなの?!

 とお思いの貴方、ご安心ください。
 このキャラ設定、半分以上無視されています()

 キャラ設定の意味は?!

 ……なんでしょうね()

 結局主人公は両手剣使いのおっさんになったし、そのバディがコブラに出てくるみたいなナイスバディ美女になったし、前作で北の大陸に旅立った3人が合流しちゃうし、サブキャラ3人出てくるしで……。

 総勢9人のパーティで最終的に旅をしました。

 文字数制限忘れてない?! 自動筆記先生?!

 って思いながら書いてました()

 まぁこんな簡素なプロットでも、キャラクターは暴走します。
 予定外の方向に動き出そうとするキャラをなんとか押し留め、プロットになるだけ戻るようにしました。

 最終的に色々と端折って、なんとかエンディング。

 後にこの時の「俺たちゃ納得してねーぞ?!」というキャラクターたちのフラストレーションが、後の連載版「邪教の姫」に繋がります。

 ちなみに登場する「強欲の神」は古き神の一柱。
 創世神たちの中の下位神です。

 権能は相手の欲望を食べて代わりに望みを叶えます。歪んだ形でな
 この辺は後の連載版で詳しく描かれてた気がする……覚えてないけど!

 この作品で「古代遺物」に「ロスト・アーツ」という名前が割り振られたんですが、ルビを嫌ったのでカタカナ表記です。
 だって竜の巫女の時面倒な想いをしたし……。

 どんなものかというと、ふんわりとラピュタの機械の兵士みたいなものを思い浮かべてください。あんな感じです。

 粘土のようで粘土じゃない、石のようで石じゃない、そんな材質で作られたオーパーツです。
 機能的にはSFチックなスーパーテクノロジーの塊なんですけどね。

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