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平川恒太 「Cemetery 祈りのケイショウ」を見て
平川さんの展示。
戦争とか原子力とか、めっちゃ大きくて同時に複雑なこと、そして平川さん自身が直接「被害者」として経験していることではないことをテーマにしつつも、それをみる人がそういう過去にどう対峙して、未来に向けてどう考えていくのかみたいなところまで想像させられるようで、すごいすきだった。
アーティストトークでも重い社会的なテーマに対する平川さんの誠実さをめっちゃ感じた。作品に偽善的な部分を感じないように、すこしつまりながらも彼にとっての正しい言葉を選ぼうとしてるような。
写真の話やけど、テーマとするものごとの複雑さを写真以外の、いろんなレイヤー重ねて展示自体を複雑にみえるようにすることってときどきあるかなと思うけど、(そしてそういうインスタレーションを否定することではないけど)
なんで写真ながやっけ?みたいなところを考えてしまうときがあって。
平川さんの展示自体はミニマルで、けどどんな物事ももつ複雑さを思えたり、想像力の余白を残すその加減みたいなのが私にとってはちょうどよかったのかも。
すんごいうなずきながら聴いた。そしてやる気をもらった。笑
展示は高知県立美術館にて2月25日まで!!!
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