【妊娠記録】智歯周囲炎について②
歯茎の切除(妊娠三か月)
親知らずの抜歯は安定期に入るまで不可能ということで、妊娠三か月の今出来る治療として、親知らずに被さっている歯茎を切除する選択をしました。
切除時は部分麻酔を打ちました。この麻酔は胎児には影響がでないということでした。そして血圧計も装着し、いざ切除です。
麻酔はしましたが、痛みは多少感じます…そしてにおいも…血圧がギューンと上がってしまっている気がして心配でしたが、治療は止まらなかったので大丈夫だったのでしょう。
切除自体はおそらく2~3分ほどで終わったと思います。
その直後からかなりの痛みが襲ってきました。
お会計時も泣きそうになりましたが我慢。夫が車で迎えに来てくれていたので助かりました。これ一人だったら無事帰れたかどうか…。
治療したのは夕方で、その日の夕飯は痛みで食べることが出来ませんでした。夫には確かスーパーで買ったお惣菜を食べてもらった気がします。
歯科医院では、痛みが出たらお薬は飲めないのでとにかく冷やしてくださいと言われていたので、氷を口に含み、頬に保冷剤を当て、泣きながら夜を過ごしました。
歯茎の切除後(妊娠三か月~妊娠六か月)
翌日やっと痛みが治まり、食事もとることが出来ました。
歯茎を切除した部分については、ぐちゅぐちゅ状態が治まるまではうがいで。傷口が固まってきてからは、小さい歯ブラシをあてて清潔を保ちます。
歯茎の切除後は定期的に歯科医院へ行き消毒をしてもらい、歯茎の状態を診てもらいます。切除後炎症は特に起きず、痛みも出ませんでした。私の場合妊娠初期から中期のつわりも特になかったので、調子としては絶好調です。
「今のままで調子がいいなら、下手に抜歯しない方がいいのでは…?」
安定した状態が続き、私はだんだんとこう考えるようになりました。抜歯となると安定期とはいえ痛み止めを服用する…影響はないといってもやっぱりお腹の子の為に薬は飲みたくない…抜歯の決断をしましたがその決断が揺らいでいきます。夫からも妊娠中の抜歯を心配し、「先生は歯を抜きたがってるだけかもよ」的なコメントも頂き、かなり私を惑わせました。。
結局一人では決断を下せず、歯科医院の先生に相談することにしました。
歯科医院の先生に抜歯を迷っている旨を相談しました。
先生は今後起こる可能性のある事態を教えてくれました。
・妊娠後期になって炎症が起きる可能性がある。
・妊娠後期になってからでは治療も服用もできない。
・出産後炎症が起きる可能性もある。(免疫力が落ちる為)
・出産後の抜歯となると授乳期間になるため搾乳して保存するなどめんどくさい…
などなど。
私はめんどくさがりなので出産後の抜歯は避けたいなと思いました。また、今後いつ痛みがぶり返すかわからない不安と付き合いながら出産まで過ごすのは苦しいな…と思いました。
私の場合、問題の親知らずもまっすぐ生えているので、抜歯については特に問題なくできるだろうとの先生のご意見もあり、安定期の今抜歯することを決意しました。
親知らずの抜歯(妊娠七か月)
抜歯は妊娠七か月の時期に行いました。
その歯科医院では抜歯専門の先生がおり、上手と評判だったので、そんなに心配はしていませんでしたが、やはり抜歯前の同意書にサインする際は少し心配になりました。神経を傷つけてしまうかもしれないとか、いろいろリスクの書かれた同意書にサインをするんです、ドキドキでした。
今回も歯茎の切除時と同じく血圧計を装着し、部分麻酔をして、いざ抜歯です。歯茎の切除時の痛みが記憶にあるのでかなり恐怖心がありましたが、10分もかからず抜けました。痛みも全くなく驚きでした。抜歯後歯茎を縫合し治療終了、脱脂綿をぎゅっと噛んで止血をします。
その日は歯科医院から徒歩で20分ほどかかる自宅まで、歩いて帰ることが出来るほど、なんの痛みもありませんでした。
一応歯科医院では痛み止めを処方されました。妊娠中でも服用可能なカロナールだったかと思います。が、それを飲むことはありませんでした。痛みを我慢していたとかではなく、まったく痛みが無かったためです。抜歯して痛みが無いとかあるんだ…と驚きでした。
親知らずの抜歯後(妊娠八か月~)
抜歯後、定期的に歯科医院へ通い消毒を。そして傷口が塞がったのを見て抜糸しました。抜歯した部分がぽっかりと穴が開いてしまっており、食後はそこに食べかすが入ってしまう為、一日に何度もうがいをして食べかすが詰まらないよう気を付けました。これが結構大変でした。。すべて取れたと思ったら翌日歯磨きの際食べかすが出てきたこともありました。むくみなどの影響でしょうか…人体の不思議を実感しました。
抜歯後二か月程経つと穴も小さくなり、食べかすが残ることもかなり減りましたが、うがいと歯磨きは欠かさず行っています。あの痛みは一生感じたくないので…。
妊娠中の親知らず抜歯について(私の場合)
最初は安定期といえども抜歯は不安でしたが、私の場合は抜歯をしてよかったなと思っています。
やはり今後いつくるかわからない痛みにおびえながら妊娠生活を送るのはストレスがありますし、親知らずの生え方がまっすぐだったことも後押ししたと思います。
今現在智歯周囲炎などで悩んでいる妊婦さんがいらっしゃれば、歯科医院の先生としっかり相談すること、不安な点があるのであればそれを伝えて治療計画をしっかり立てることが大事だなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?