Kiitos,Kimi!
2018年/鈴鹿サーキット
F1にどっぷりと浸かるきっかけとなったキミ・ライコネン。
2005年に鈴鹿に行かなかったら、そしてあのレースじゃなかったら、きっとわたしはF1をここまで好きにはならなかったし、キミを追いかけることもなかった。
現在のF1ドライバーで、いつの間にか最年長となっていたキミ。
もうそろそろかもしれないとはここ数年感じていて、覚悟をしていたつもりだったけれど、実際にキミから今年のレースがファイナルだよと発表されたときにはとても寂しい気持ちになった。
コロナで2年連続鈴鹿でのレースが中止となり、海外にも行くことができない今、生でキミのレースを見られる機会が失われてしまった。
最後なのであれば、せめてこの目でキミの走りを見たかった。
クリーンなオーバーテイクと、辛口な無線、しれっと速く走ったりもする姿が魅力で、わたしにとってはキミが一番で他はない。
(もちろん、素晴らしいドライバーは他にもたくさんいる)
残りのレースを大事に見ようと思った矢先に。キミさんコロナでずっと2レース欠場…
代わりに出走するのがクビサなのは嬉しいけれども、寂しさはある。
キミがチャンピオンになったのは2007年。
もうそんなに前になるのかと感慨深い。このとき、ミハエル・シューマッハの後任としてマクラーレン・メルセデスから移籍したキミは、その年にチャンピオンになった。そして、現時点ではフェラーリ最後のチャンピオンだ。
色々と叩く人は多いが、キミがキミらしく最後までレースができるならそれでいい。
次にどんな道を選ぼうと、それが例えば何かのスポーツなら、またそれを応援したい。
2018年/鈴鹿サーキット