道端に咲く、名もなき花
昔から、道端に咲く花が好きです。みんな目にしてるはずなのに、気にも留められない、名前が知られることもあまりない花。
そんな野に咲く名もなき花たちは、花屋さんで売られているような花たちと比べて、小さく地味なものが多いです。そりゃあやっぱり、名前も知られにくいよなあ。
でも、そんな花たちにもちゃんと、名前があります。
上の写真は、今日自宅の庭に咲いていた「ホシアサガオ」という花を撮ったものです。
ヒルガオ科、サツマイモ属に属し、夏から秋にかけて薄紅色の花をつける南米原産の、どこにでも見られる雑草です。
正面から見ると星形のように見える、可愛らしい小さな花です。近くにはツユクサも咲いていて、ピンクと青がなかなか綺麗でした。
名前を知ると、急に愛しく見える
「名もなき花」だった頃は目につかなかった道端の花も、名前を知ると急に親近感が湧いてくるものです。
「あ、ホシアサガオだ」
「ホシアサガオだ!」って書いたら嘘くさかったのでやめました。
「!」をつけるほどの感動はないかも知れません。それでも、なんとなくちょっといい気分にはなれるのではないでしょうか?
そんな小さな幸せを少しずつ増やしていける生き方に、僕は憧れます。
忙しない毎日ではあるかも知れませんが、たまにはちょっと視点を落として道端の小さな花にも目を向けてあげてみたら、少し気持ちが楽になるかも知れません。
そうそう、さっき調べてみたのですが、ホシアサガオの花言葉は「優しい愛情」「くつろぎ」「絆」だそうです。
ほら、ちょっといいことありそうでしょ?
少なくとも僕は、今日はいい日になりそうな気がしています。