「有益なツイート」って、なんだろう?
Twitterをビジネス利用してみると、「有益なツイート」「価値のある発信」をしようとしている人が多いことを実感します。やっぱり、有名なビジネス系インフルエンサーの方々がそんな旨を口にすることが多いからに違いない。
僕もこの意見自体には賛成です。自分にとってもフォローしている人にとっても「無益なツイート」「価値のないツイート」ばかりしかしないなら、Twitterをしている価値はなくなってしまいますもんね。
しかしそう言いながらも僕は、こんなどうでもいいツイートをバンバンしている。多分、今後もそうです。
理由は簡単。「これは必ずしも無益ではない」と思っているからです。
逆に聞きたい。それは本当に有益なのか?
あからさまに頭ひねって考えたような「それっぽい情報」のツイートだけを毎日繰り返しているアカウントをたくさん見かけます。内容を読んでいくと、たまに良い気づきをもらえることもあるのは確かです。
でも、正直なところ思っちゃうんですよね......。
「いや、でもあんた誰だよw」って。
冒頭で紹介したマナブログのマナブさん(@manabubannai)など、情報発信で著名な方が自分の知見をまとめてツイートしているのには価値があります。
でも、名も知られていない一般人がそんなインフルエンサーの発信や本で学んだことをまとめただけのツイートをしたところで、なんの価値があるのでしょうか。むしろ、それこそ価値のないツイートに違いない、と思うんです。
だって、それを見たければマナブさん(@manabubannai)なりイケハヤさん(@IHayato)なり、自分の好きなインフルエンサーをフォローすれば済んでしまいますからね。
つまり、インフルエンサーの真似事をしたって仕方ないわけです。
では、自分が発信できる価値ってなに?
だからと言って、「自分が提供できる価値」って、人それぞれ必ずあるはずです。副業ライター始めたばかりの、右も左もわからない初心者だって価値は提供できます。
その人が感じている「素直な言葉」には必ず価値があるんです。たとえば、初心者なら初心者として分からないことがあるなら分からないと声に出す。それが解決したなら、そのことをツイートする。
そんなことを繰り返していれば、自分と同時期に始めた副業ライターさん、これから参入しようとしている人たちにとって、何より価値のあるリアルタイムのリアルな一次情報なんです!
また、同じものを見ても人が感じること、考えることって人それぞれです。自分の感想や考えを発信していれば、誰かにとって何かの気づきになることがあります。
それに冒頭で紹介した僕のどうでもいいツイートも、よく見ると10人前後から「いいね!」してもらえてるんですよね。これって一見すると、ほんと無価値のようなツイートですが、これも「僕のキャラ」としてもう定着していて、それを楽しんでくれている人がありがたいことにいてくれているんです。だから、無価値ではありません。
何をどう感じるかは人それぞれ。だからこそ、自分らしい発信をすれば、価値観の合う人が集まってくる。それ自体、とっても価値のあることではないでしょうか。
「有益なツイートをしなくちゃ」と悩んでいる方へ
「有益なツイートをしなくちゃ」と思って発信内容に悩むくらいなら、思っていることを素直に発信していればいいと思います。それが意外にも誰かにとって「有益」なツイートになったりするんです。
それに、実はマナブさんもこんなツイートをしていました。
実際、ほんとその通りですよね。毎回「価値のあるツイート」をしようとするのって大変ですし、多分それ、そのうち飽きますよ。だって、価値のあるツイートへの返信って、似たようなものばかりになってくるじゃないですか。
それに、飽きるのは自分だけじゃないです。見ているフォロワーの方も「その人の情報」に飽きてきます。情報発信をするにも緩急が大事なわけですし、人間らしさが大事なわけです。
結局のところ大事なのは、長く続けることです。長く続けていれば、ペースはまちまちだとしても、誰でもそれなりにはなれます。
そして長く続けるためには、Twitterが楽しく心地良い場所になるのが一番なんです。気負いすぎず、自分らしくやるのが何よりですね。
― 2021.01.17. 充紀
今回の記事は、フォローさせてもらっている鶴田さん(@a_s1mple_life)の記事を読んだことをきっかけに書かせていただきました。