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デキリコ展と、ピンクフロイド。



先日、久しぶりに東京都美術館に行ってきました。


4月から8月末まで開催されているデキリコ展という期間限定展覧会で、期間ぎりぎりに行ってきました。


というのも、中世美術が好きな私にとって、近代的であるこの展覧会に行くことを最後まで迷ったのですが、今年に入って明らかに展覧会に赴く機会が少なくなってきていたため、行きました。


これ実は裏話があり、、


実は元々、箱根の森彫刻美術館に行く予定で、チケットを取っていたのですが、当日の朝、最寄駅から時間を調べて見たら、
(いや前日までに調べておkww)
なんと2時間半近くかかるということで、明らかに遠すぎるということで、当日にその予定を止め、東京都美術館に行くことになりました。


神奈川に住んでいるので、いやさすがに1時間以内でつくだろと思っていたのが間違いでした。
(地味に最寄り着いてからのバスも効いてる)


さて、本題ですが、とても新鮮で面白かったです。


いわゆる現実と非現実の融合みたいな印象で、中世美術の背景に、サルバドールダリ的な近代的な非現実的な対象物が描かれていて、とても興味深い世界観でした。


デキリコはイタリア出身で、その後もフィレンツェやミラノなど、イタリアの都市を渡り歩いて、絵を描いていました。


展覧会って、その作家の年表と住んでいた場所の変遷などコアな生い立ちが分かるので、それもまた良いんですよね。


どの作家も、その土地の影響をもろに受けているので、その土地の建造物がそのまま作品になっていたり、その作家が持つ「その土地のイメージ」が表れているので、とても面白いです。


作品を見るときは、それがどの場所なのか、またはどの場所をイメージしたもの中?をイメージするとすごく面白いです。


個人的にデキリコの作品は、Pinkfloydをなんか彷彿とさせるんですよね。


どの作品も、Pinkfloydのジャケット写真になってそうだなと思いが頭から抜けませんでした。

(ちな20代前半です)


特にイタリア広場のシリーズ。


「Wish you were here」や「Animals」のジャケット写真の雰囲気と似ているんですよね。


また、「The Wall」の世界観をあてはめても、しっくりくるんですよね。


Pink Floydはデキリコの影響を実際に受けていたのでしょうか。


アートと音楽って繋がってないようで影響を及ぼし合っていて、アルバムとアルバムのジャケット写真が直接結びついているように、視覚というハンデを持つ音楽と、聴覚というハンデを持つアートがお互い補充し合っている。


そんな感じがします。(なんだその終わり方)


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