18/9/22 過去と未来

 應典院コミュニティシネマvol.22「その日、恋は落ちてきた」のトークに登壇。二年前に原案監修させていただいた舞台の映画版ということで出演もさせてもらい、う〜んまさかこんな展開になるとは予想できてなかったなと、スクリーンの中の自分を見て不思議な感覚になりました。もちろん演劇と映画とは全く別物ですが、武信監督の映画そのものは舞台版の精神を引き継いでくださっている作品であり、客観的なストイックさを感じました。

 トークでは舞台版との違いなどお話させていただきましたが、しかし二年前に自分が話した内容を思い出すことの難しいこと。「そんなこと言ったっけ?今だったらそういう風には考えないな〜」ということを言っていたようなので、過去の自分の行動や言動というのは本当に不確かなものです。

 過去の自分と現在の自分は全く同じ人間ではない。赤ちゃんの秋田光軌と今の秋田光軌では、何か共通点をあげる方が難しいかもしれません。かと言って、もちろん全く違う人間でもない。赤ちゃんの頃から三十数年にわたって経験したこと、そのおかげが今の秋田光軌へと繋がっているわけです。刻一刻と変わり続ける中で、さて未来の自分はどんな人間になっているのか。私一人の力でコントロールできるものではありませんが、少しでも良い方向に流れていたいものです。

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