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第50回 10/10【小学生時代の自分・前編】


皆さんにこんにちは!

ヴィッセル神戸の齊藤未月です!

とうとうNOTEも第50回になりました。
まだまだ続けていきますが、ここまで書けているのも読んでくれる皆さんがいるからです。引き続きよろしくお願いします!

コメントを読むのも毎日の楽しみになっています。
ありがとうございます!!!



さて今日は第50回の記念ということで、自分のことについて書きたいと思います。

今回は【小学校時代の自分・前編】について書きます!

覚えている範囲にはなりますが、自分がサッカー選手としてどう歩んできたのか紹介できたら良いかなと思っています。

なるべく細かく時系列に沿って皆さんに共有できたらと思います。

まずは、小学校低学年時代の話をします。

私がサッカーを始めたキッカケは第4回のNOTEに投稿したと思いますが、父の影響で始めました。

サッカーを始めてすぐ、神奈川県の藤沢市にある藤沢FCという少年団に父と一緒に所属することになりました。
父は、よくあるパパさんコーチとしてチームに入ってくれました。
まずここで、父がコーチになってくれたことが大きな出来事だったのかもしれません。日頃からサッカーを教わるのは父以外いませんでしたし、なんといっても何も分からない自分とっては心強かったです。

とにかく藤沢FCに所属できた自分は、FWとして登録されサッカー選手としての道を歩み始めました。

正直な所、小学校1年生や2年生の記憶はほとんどなく大きな大会でなにか結果を残したかも覚えていません。
ただ当時の藤沢FCは、藤沢市で1位2位を争うことができるぐらい強かったので、市大会は優勝していました。

チームの中にも、現在湘南ベルマーレに所属している
石原広教や小長井大夢、他にもキーとなる選手が複数人いました。
要するに強い代だったということです。

藤沢FCというチームに所属しながら、実はマリノスのスクールにも通っていました。それも、広教を中心とした藤沢FCの選手何人かがさきに通っていて、自分も行くことになりました。

基本的に、少年団の練習は平日に2日あるかないかだったので、それ以外の何日かはスクールで練習していることが多かったです。

そしてこのあと私にとってはじめてのビッグイベントが待っていました。
それは、セレクションです。
セレクションというのは、要は入団テストです。
ちょうど小学校2年生か3年生になる前に受けたのが初めてだったと思います。
知っている方も多いかもしれませんが、Jクラブのスクールに通っているとセレクションの募集が1年間に1回か2回あります。
当たり前ですが、マリノスのスクールに通っていたのでマリノスプライマリーと呼ばれる下部組織のチームに入る為のテストです。

当時神奈川県のトップクラスの選手はみんなマリノスプライマリーに入っていました。誰もが憧れる、入団できたらとんでもないぐらいすごいことという位置づけでした。小学生の自分からしたら、入団したらエリートというイメージしかありませんでした。

そのぐらいすごい場所に入るテストなので、スカウトとかで選ばれていない選手が受ける一般のセレクションは4次試験、5次試験ぐらいまであります。

初めて受けるセレクションは1次試験からで、緊張もめちゃくちゃしていました。
もしかしたら2次試験ぐらいまで行けたのかもしれませんが、あっさり不合格の通知が届けられはじめてのセレクションはそれで終わりました。
不合格になったことでこれまで意識すらしてこなかった、他チームの選手と自分が比べられている感覚がここで芽生え、負けず嫌いのスイッチが自分の身体に付いたタイミングかもしれません。

1年間に何度もセレクションがあるわけではないんですが、マリノスプライマリーではなくマリノスのスペシャルクラスに入る為のテストがその年にありました。スペシャルクラスというのは、所属チームの活動をしながら練習などを別で行うスクールのランクアップしたバージョンだと思ってください。
マリノスプライマリーや強豪のチームにここから入っていく選手がたくさんいて、エリート予備軍みたいな感じですかね。

そのセレクションも受けることになり、今回はたまたま順調に進み最終セレクションまで行きました。
最終セレクションは雨の中母と一緒に行ったのを覚えています。
手応えはなく、帰りの車で泣いてた気がします。
合否がわかるはずの日が過ぎても通知がくることがなかったので、てっきり不合格だと思っていました。結果を知る前から不合格だと思っていた自分はどうだったかも聞くことはしていませんでした。
その期日から結構経ったあとにいきなり電話があり、スペシャルクラスに合格したことが伝えられました。今でもどういうことかわかりませんがおそらく補欠合格のような感じで、運良く枠が空き入れたのかもしれません。

晴れてスペシャルクラスに合格した自分は、めちゃくちゃ嬉しくて舞い上がっていました。あの、みなとみらいのマリノスタウンで練習ができることを想像したらそりゃあ興奮しますよね。

ただSPクラスの練習がいざ始まるとすぐに気づきました、自分が一番下手くそで浮いているということに。

とにかくいる選手全員のレベルが高く、今までとは違った環境に身を置くことになりました。挫折という言葉はあまり好きではありませんが、わかりやすい表現なのでそう書きます。あまりにも周りとの差が激しすぎると、追いつこうと努力する楽しさはなく
正直全く楽しくありませんでした。
それぐらい周りとのギャップがあり、練習をサボることもでてきてサッカーが楽しいとは思えませんでした。横浜にも電車で一人でいき、人が多いのが苦手だった私は行き帰りも辛くなっていました。そんな状態が1年間ぐらい続いていたのかもしれません。

今では面白いエピソードですが、行き帰りを母と姉についてきてもらったことがあったのですが、行くのが嫌すぎて横浜駅で逃げ回り勝手に電車に乗って帰ったことがありました。そのぐらい行くの嫌だったんでしょうね。

サッカーのことは全て父と話して決めていたので話し合いの結果、少しの間あんだけ入れたことが嬉しかったSPクラスを休むことにしました。
何度も練習を見に来てくれていた父には表情や姿勢で異変に気付いていたのだと思います。プロサッカー選手になったあとの齊藤未月しか知らない人はびっくりするかもしれませんね。

怖くて逃げたんです。
ただそれでよかったと思っています。
あのタイミングで父が休んでも良いと言ってくれなければ、サッカーの楽しさを忘れてしまい辞めていたかもしれません。
私にとってとても重要な出来事だったと思っています。

SPクラスを休んでいる間、藤沢FCでは市の大会で優勝したり大きな招待杯に参加して強いチームと試合をすることなどが増えていました。藤沢市では強くても神奈川県の中では強いとは言えなかったと思います。チームでの活動はいつも楽しくFWだったので得点もそれなりに取れていて楽しかったのを覚えています。

そんな期間があり、そろそろSPクラスの練習行ってみたらと父に相談され、自分としても行きたい気持ちが芽生えてきたので参加することを決めました。
新鮮な気持ちで参加することができました。当然ながら周りとの差が埋まっていたわけではなかったんですが、今までとは違う感覚ではありました。

小学4年生になる前に最後だと決めてマリノスプライマリーのセレクションを受けました。呆気なく不合格になり、マリノスプライマリーに入ることは諦めました。

ただこのときには完全に気持ちが吹っ切れていて、いつか見返してやるという強気な姿勢になっていました。

サッカーで必ず見返してやる。
このことがあったおかげでプロサッカー選手になれたとも思っています。
とんでもないモチベーションに変わっていたのは間違いないです。

ここからは藤沢FCの話に戻りますが、小学校4年生のときに県大会というビッグイベントがありました。

神奈川県大会で優勝することはチーム数も結構多いのでなかなかに難しく、当たり前ですがマリノスやフロンターレなどを倒さなくてはいけません。
全てがトーナメント制で行われていて、うろ覚えですが7回ぐらい勝てば優勝できた気がします。
チーム力もそこそこ高かった藤沢FCは、順調に駒を進めていき準々決勝にまで進出しました。準々決勝の相手はマリノスプライマリー追浜というチームでした。マリノスプライマリーとは少し違うんですが、支部のチームみたいなものです。この試合に勝つことができると、日産スタジアムでプレーできることが決まります。少年団のチームとしては憧れです。接戦の末、勝つことができて準決勝に進みました。惜しくも準決勝は負けましたが、3位決定戦も日産スタジアムで行えることから、別日にプロの選手がプレーしているスタジアムで試合を行い、とても良い経験になりました。

チームとしてとても良い結果を残す中、藤沢FCから石原広教と小長井大夢の2選手が退団して湘南ベルマーレに行くという話を聞きました。

この2人は藤沢FCを支えていた、中心選手でした。

正直なところ、そのタイミングでは湘南ベルマーレというクラブ自体あまり認識していませんでした。

神奈川県のJクラブと言えばマリノスだったので、そんな選択肢があることに驚きました。


さあ、今日はこの辺にしておきます!!!

今回はサッカーを始めたところから湘南ベルマーレに入団するまでを書きました。
間違った記憶もあるかもしれませんが、だいたいはあっていると思います。
色んな事がありましたが、全て経験してよかったことだし、今の自分を形成する上で欠かせない出来事です。

だいぶ長々と書きましたが、まだまだ話は続きます。

次回は小学校高学年編で、湘南ベルマーレに入団するところから書いていこうと思います。


いつものようにキーワードについて書いているわけではないので、面白いかわかりませんが区切りが良いタイミングではこういった自分の話をしていこうと思います!

感想待ってます!!!

本日も読んでいただきありがとうございます!

ではまた明日!







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