![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104413618/rectangle_large_type_2_933bc59d54ecaca31e119f5badb8d1c4.jpeg?width=1200)
タワー・オブ・テラーの歴史 その1〜アトラクションの歴史を探ろう〜
どうも、暫くぶりになっちゃったけどほぼ日だから許して、みつきです
というわけで今日はタワー・オブ・テラーの歴史についてお話しします。東京ディズニーシーにある怪しいホテルのエレベーターで激しく上下するスリル系アトラクション、乗ったことなくてもみんな知ってるよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1682912697017-FRVgz78xtY.jpg?width=1200)
ここでアトラクションの内容をちょっとだけおさらいしておく。舞台は今から100年以上前のニューヨーク、大富豪の「ハイタワー三世」は世界各地からお宝を収集して自分が持っているホテルの「ホテルハイタワー」に保管していた。1899年のある日にハイタワー三世がアフリカの方で手に入れた「シリキ・ウトゥンドゥ」という偶像をみんなに自慢しようとホテルハイタワーでパーティーを開いたんだけど、ハイタワー三世がホテルの自分の部屋に行こうとエレベーターに乗ったら最上階付近でなぜか停電が発生、エレベーターが壊れて地面まで落ちてしまった。そして壊れたエレベーターには誰もおらず、ハイタワー三世は行方不明となってしまった……
![](https://assets.st-note.com/img/1682912720921-paWifQoI0r.jpg?width=1200)
それから10年くらい経って、僕らゲストは肝試し感覚でホテルハイタワーのツアーに参加する。そこでは不思議な現象が起き、ゲストはハイタワー三世の真実を知ることになる……というお話。エレベーターが高速で上下するアトラクションとしても怖いんだけど、アトラクションに入ってから乗るまでもかなーり恐怖を煽るような演出が散りばめられていてなかなかに怖いのだ。
さてそんなタワー・オブ・テラーはどのように作られたのか?という話。最初に言っておくと、タワー・オブ・テラーの歴史自体はディズニープラスで配信されてる公式のドキュメンタリー番組「ディズニーパークの裏側 ~進化し続けるアトラクション~」の4話で丸々かけて説明されているので正直これ見れば全部分かります。
ただこの番組はアメリカのディズニーランドやフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドをよく知っている人向けに説明されているので、我々東京ディズニーリゾートが身近な日本人にはちょっと分かりにくい。なのでこのブログでは東京ディズニーリゾートヲタクの方向けに話ていくよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1682912824588-dYDX0M1Qeu.png?width=1200)
それではまずは世界のタワー・オブ・テラーのオープン年一覧表から。まず東京ディズニーシー以外のタワー・オブ・テラーは「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」という名前になってるけど、実は名前だけじゃなくて内容も全然違う。なので上で話したハイタワー三世だのシリキ・ウトゥンドゥだのは東京ディズニーシーでしか登場しない。さらに東京ディズニーシーのタワー・オブ・テラーは完全オリジナルストーリーのアトラクションなんだけど、トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーは名前の最初についてる「トワイライトゾーン」っていうアメリカの古いドラマシリーズが元になってる。ここら辺については追々。
![](https://assets.st-note.com/img/1682912954252-VtNmZknRkJ.jpg?width=1200)
もう1つ、各パークのオープン日を見るとディズニー・ハリウッド・スタジオにあるやつだけ1994年とオープン年が他のよりやたら古い。ここのトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーは元祖ということもあり色々と特別のなので、まずはこれの歴史から見ていこう。
![](https://assets.st-note.com/img/1682913033351-Vg5hD4MF2Q.jpg?width=1200)
話は遡ること1988年5月1日、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドに「ディズニー・MGM・スタジオ」という新しいディズニーパークがオープンした。なおこのパークが後に名前変えてディズニー・ハリウッド・スタジオになる。んでそのディズニー・MGM・スタジオがどんなパークだったかというと、ハリウッドの映画産業をテーマにしたパークで、なんとパーク内で実際に映画の撮影やアニメの作成が行われていた。さらにその映画制作の様子を目の前で見学することもできちゃった。
![](https://assets.st-note.com/img/1682913141759-Z9iwo2zqK2.jpg?width=1200)
実際の映画制作が見られるということでディズニー・MGM・スタジオは開園時からかなり人気のパークになったんだけど、1つ問題があった。それはアトラクションの数が3つしかなかったということ。その3つのアトラクションは以下の通り。
色んな映画の世界を楽しめる屋内タイプのライドアトラクション(グレートムービー・ライド)
トラムバスに乗って映画のセットや特殊効果を体験するアトラクション(バックステージ・スタジオ・ツアー)
アニメの制作工程や現場を見ることができるアトラクション(マジック・オブ・ディズニー・アニメーション)
![](https://assets.st-note.com/img/1682913387902-1OHHZNixHt.jpg?width=1200)
どれも人気あるアトラクションではあったんだけど、流石にアトラクション3つじゃ1日ですぐに全部乗れちゃう。まぁ映画産業がテーマのパークということもありショーは結構充実してたけど、やっぱみんなディズニーに来たらアトラクションに乗りたいよね。勿論そんな状況が運営側にほっとかれるわけもなく、新たなアトラクションの制作が検討された。
そんな時に出た案が「乗り物に乗って急降下する」というアトラクション。当時の(1980〜1990年代の)ディズニーは若者のゲストを増やすことに注力しており、スリルがある新感覚のアトラクションを作ることが課題であった。これがトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーの原型である。
さて今日はここまで。全部書くと読む方も書く方も大変なので数回に分けて書きます。ではでは〜
〜note限定おまけ〜
ディズニー・MGM・スタジオには開園時に3つしかアトラクションが無かったと話したけど、トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーのオープン前にもいくつかアトラクションがオープンしていたので軽くご紹介。
![](https://assets.st-note.com/img/1682913949730-803rhqdd0l.png)
何故かパークの開園の半年後にオープンしたスター・ツアーズとか、その後にオープンしたマペット・ビジョン3Dとか、ここら辺の話だけでも色々と語れるのでまた別の機会にお話ししようと思います。
↓その2はこちら
↓下の❤️を押すと東京ディズニーリゾートで撮った写真と一言コメントが見られます。