第四回『radiant』開催
2019年12月20日(金)~12月22日(日)
第四回『radiant』
企画展示テーマ【可惜夜 atarayo】
原宿デザインフェスタギャラリーにて開催予定です。
前回が一月だったため、次回もし開催できるとすれば、来年の春先かなと考えていたのですが、どうしても令和元年に拘りたくなってしまって。
迷っていてもブースが決まらなければどうしようもないし……とギャラリーを覗いてみたら。
素敵なクリスマスシーズンにぽっかり空いている日程を見つけてしまいました。
【可惜夜 atarayo】
可惜夜とは 『明けるのが惜しいすばらしい夜』 という意味をもつ言葉です。
玉匣 開巻惜 恡夜矣 袖可礼而 一鴨 将寝 《万葉集・一六九三》
『玉くしげ明けまく惜しきあたら夜(よ)を衣手(ころもで)離(か)れてひとりかも寝む』
こちらは『万葉集 第九巻 1693 』にある紀伊国で詠まれたとされるよみ人知らずの歌です。
令和元年での開催に向けて今回のテーマを考えていましたところ、素敵な言葉に出会いました。
日本古来の大和言葉とは、改めて美しいものだと思います。
可惜夜、明けるのが惜しい、素晴らしき夜。
夜は刻々と変化していきます。
そのひと時の間を、明けるのが惜しいとさえ思わせる何かとは、どのような情景なのでしょうね。
参加してくださる皆さま方がどのような解釈で【可惜夜 atarayo】を表現してくださるのか、今からとても楽しみです。