もうすぐで命日ですね…
自分を知ってもらうのために避けて通れない人の話です。
「木村花」
本当に素敵なレスラーだった。彼女がリングにあがると、本当に華やいで見えた。
私の推しは「中野たむ」だったけど、推すとか推さないとか関係なく、みんなから愛されてたのが花ちゃんだった。
あの日。
5月23日。
5月23日の早朝になぜか目が覚めてスマホを見た。
何かがおかしかった。
血だらけの手を撮った写真が何枚も。
その写真に反応してた仲間と連絡をとって、Twitterの更新を確認して起きてるプロレスラーに片っ端からリプを送った。
「花ちゃんが!花ちゃんが!」
少しづつ夜が明けていった。
そしてスターダムの公式より
「木村花逝去のお知らせ」
どんな理由があったとしても22歳の女の子の命を奪わなきゃいけない理由なんかない。
花ちゃんはいつもファンの味方だった。
いつも笑顔だった。
その笑顔がもう見られない。
本当に許せなかった。
誹謗中傷した人間は死んでしまえばいいと思った。でも、その首謀者のうちの一人が私にリプを送ってきた。
「偽善者」
言い返せない自分がいた。ブロックするのが精一杯だった。
本当にその通りだったから。
いい事を言ってるけど、俺は見て見ぬふりをしてきた。
誹謗中傷されてる事は知らなかったけど、花ちゃんのツイートが病んでる事には気がついていた。出来ることはあった。なのにしなかった。俺は確かに偽善者なのです。
「偽善者」でもいいや。
何もしないよりも「偽善者」として誰かの力になろう。いつからかそう思うようになりました。
気持ち悪いと思われてるかもしれないけど、これ以上大切な人を失いたくない。だから、病みツイやインスタのストーリーの小さな文字には敏感に反応して、必要以上に絡むようにしてます。
そうしたいから。
めんどくさい推し方してるけど許してください。DDって思われてもほっとけないんですよ。
推しメンには辛い思いもさせてるなぁーと思うけど、こんな愛し方しかできなくなりました。本当にごめんね。
花ちゃんにもう一度会いたかったなぁ
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