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医師から見た三井温熱療法 第二弾
以前、「医師から見た三井温熱」の記事で医師の観点から見た三井温熱について解説を行いました。今回の記事はその第二弾となります。
前回の記事は以下からご覧頂けます。
前回に引き続き、三井温熱の判断材料として、ご参考にしてみてください。
血流を改善することで痛みの悪循環を断ち切る
医学博士の高橋秀則先生のお話を元に記事を作りました。
高橋秀則先生のプロフィール
医師。専門は疼痛医学、緩和医療。東洋医学、そして波動医学。
癌をはじめとする難治性の痛みを漢方薬、鍼、気功などの代替医療を駆使して臨床にあたっておられる。
東京大学医学部卒 オックスフォード大学医学部大学院卒
元帝京大学医学部麻酔科、元帝京平成大学ヒューマンケア教授学部鍼灸学科教授
高橋先生は現在はペインクリニックの医師で、普段から痛みを抱えている患者さんを診ています。
ペインクリニックについては以下のページをご参照ください。
原因のわからない痛みや、原因はわかっていても慢性的に続く痛みなど、さまざまな痛みに対する治療法として、神経ブロック療法や光治療器による療法、薬物療法などがありますが、最も一般的なのは神経ブロック療法だと言われています。
神経ブロック療法は、神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して、痛いという神経の情報をブロックする治療法です。
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痛みが発生すると、自律神経の一つである交感神経が緊張して、筋肉のこわばりや毛細血管の収縮が生じます。
その結果、血行が悪化し、痛みが増すという痛みの悪循環が起きます。
神経ブロック療法は、注入された麻酔薬が筋肉のこわばりを取り除き、血流を改善させて「痛みの悪循環」を断ち切ろうとするものです。
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また、広がった血管を通して酸素やたんぱく質などの栄養を、問題のある部位に効率よく運ぶようになるため、傷んだ神経や筋肉を効果的に早く回復させることが出来ます。
整形外科系の痛みや、ストレスや更年期による交感神経の緊張が原因の痛みなどには神経ブロック療法が用いられます。
神経ブロック療法と同様の原理で痛みを改善する方法として、先生が注目したのが温熱療法です。
温熱療法には、温浴・温灸・温湿布・岩盤浴などがあり、多くの医療機関や治療施設でかなり以前から行われているものもあります。
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高齢の人や体に不調や病気を抱えた人にとって、全身を一気に温める入浴やサウナなどは体力を消耗します。
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その点、温熱器は局所にあてるので、体力を落とさずに体を温めることができます。
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しかも、温熱器は片手で持てるサイズなので、人の手を借りずに自分でできます。テレビを見ながらでも手軽に行えるので、習慣づけやすいのも、家庭で行う療法としては大きな利点です。
遠赤外線を放出する温熱器は、入浴や岩盤浴などの温熱刺激よりも温熱効果が非常に高く、持続時間も長いです。
体温
体を温めると免疫力が高まるという報告もあり、病気を治癒に向かわせるには、免疫力を高めることが非常に重要です。
最近では体温が35℃台の方が増えています。
体が冷えていると、血流が悪くなり、ホルモンや神経伝達物質の分泌が低下するので、体に不調を感じたり動きが悪くなりがちです。
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放っておくと症状が悪化して、病気になることもありますので、自身の健やかな生活のためにも、体は常に温かくしておくべきでしょう。
そして、高橋先生は以下のような見解を話されていました。
「遠赤外線を放出する温熱器を使っただけで、すべての症状が予防・改善されるわけではありません。
適度な運動や栄養バランスのとれた食事、規則的な生活と十分な睡眠を心がけることも大切です。それに温熱効果を加えれば、不調や病気の予防・改善に大いに役立つでしょう。
また、炎症や腫れが起こったばかりの患部への温熱療法は行わないようにしましょう。急性症状が治まれば、積極的に温めると回復が早くなります。」
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もちろん、症状が改善しない場合は医療機関で受診をお勧めします。
誰にとっても、痛みはつらいものです。
できるだけ痛みを取り、楽な状態で日常生活を送ることは、より充実した人生を送ることに繋がります。
最後に
最後までお読み下さりありがとうございました。
次回の更新は2月8日(木)になります。
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