症状別お勧めセルフケアポイント その2
三井とめ子先生は体調が悪くなった時はまず、後頭部から仙骨までの中枢神経を中心に背中全体をしっかり温めるべきといい、これを基礎治療と呼びました。
基礎治療とは別に、症状に関連するポイントのみを温めることがあります。
今回も前回に引き続き、症状別にお勧めするセルフケアのポイントをご紹介します。
前回の記事はこちらから見ることが出来ます。
膀胱炎
膀胱炎は膀胱内の粘膜に炎症が起こる症状です。
薬などで一時的に改善されても、疲れが溜まったり精神的なストレスにより何度も再発するケースがあります。
図にあるポイントでは、特に下腹部と内股の付け根付近で熱く感じることが多いです。そこを温めてみましょう。
十二指腸
腹痛の時、胃の不調なのか腸の不調なのか、迷うことはあっても十二指腸の不調を思い浮かべることはあまりないでしょう。実際は胃の出口からすぐにある臓器で、膵管の出口も十二指腸にあります。
十二指腸は消化器官全体の不調に関係すると三井とめ子先生は考えました。
自律神経の働きが悪いと、胃酸と混ざりあった酸性の消化物が流れ込み、膵臓からは膵液という強力な消化酵素が十二指腸に注がれるため、炎症や潰瘍が生じやすいところです。
へその右斜め下がポイントですが、人によって熱くなる箇所が異なりますので自分が熱く感じるポイントを温熱器で探してみてください。
婦人科系
甲状腺や副腎という器官も卵巣と同じく重要なホルモン分泌器官ですが、単独ではなく視床下部という自律神経の中枢を大元とし、互いにバランスを取り合いながら働きます。
体の疲れ、頭の使いすぎ、あらゆる神経的ストレスにより大元の視床下部が影響を受け、ホルモンバランスが崩れていきます。
何かしらのストレスを抱えている場合は、図のポイントを意識してしっかり温めてみましょう。
腕の痛み・しびれ・だるさ
五十肩の症状であることもありますが、痛みや痺れ方で大体の原因が分かります。
図の腕の部分に痛みがある時、その原因は首と考えられます。頚椎症・頚椎症性神経根症・頚椎椎間板ヘルニアなどの名前がついた症状です。
症状の特徴としては、腕の広い範囲に重だるさや鈍い痛みがあります。
腕だけに温熱をするだけではなく、首にも行う事が必要です。
腕の神経は首の骨から始まり、その大元の所で神経が傷んでいることが多いです。
以上の症状を感じる方は、首のコリが強いのが特徴で、激しいスポーツの経験がある方、むち打ちされたことがある方、長時間のデスクワークをしている方に多いのが特徴です。
五十肩でお困りの方は図のポイントを温めることをお勧めします。
温熱で筋肉を緩めると一時的に楽になりますが、当て方に工夫が必要になるため、三井温熱グループが開催しているZOOMセルフケア等で勉強する必要があるでしょう。
症状別に温熱器で温めるポイントを知れば、あらゆる症状の改善に繋がります。ぜひ、お試しください。
最後に
最後までお読み下さりありがとうございました。
次回の更新は6月6日(木)になります。
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