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ガスト、感動ハンバーグの温度。

あっ熱っっっ!!

11月24日から全国のガストではじまった感動ハンバーグは、口に入れた瞬間から感動がはじまりました。
いや、正確に言うと運ばれてきた瞬間、それはじまっていたのです。

※感動ハンバーグとは、ミシュラン1つ星シェフの鳥羽周作さんがガストとコラボして開発したガスト初のコースメニューです。

今まで何度となくお世話になってきたファミレス、
カジュアルでリーズナブルで選択肢多くて嬉しい一方で、これは不満でも何でもなく単に諦めていたのが料理の温度でした。ジューと言わない鉄板ステーキ、湯気の立たないハンバーグ、スープがごくごく飲めるラーメンに何度も出会ってきました。
しかしこれは調理方法とかオペレーションを想像すると本当に仕方ないなと思っていたので不満ではありませんでした。
誤解のないように添えておきますと、ファミレスでたくさん美味しい物に出会ってきましたし、未だにワクワクします。

しかしこの感動ハンバーグ。
運ばれてきた時からその熱々感がヒシヒシと伝わってくるではないですか。熱いよ熱いよ!と言わんばかりの顔をしているのです。この瞬間、僕が長いあいだ無意識に諦めてきた気持ちが目覚めたのです。半信半疑なまま、ナイフを入れてみます。


すると溢れ出る肉汁とともにチーズが流れ出し、乗せてある目玉焼きからも絶妙な火加減であることが分かるトロリとした黄味が流れ出し、それらが最高の状態で混じり合うのです。ここまでくると疑念は完全に払拭され、期待だけが膨らみます。もう熱々と信じてやまないので、小ささカットしたハンバーグを恐る恐る口に運んでみると、、、

あっっっつっっぅ!

今まで何度となく通ったファミレス体験があったからこその感動です。こんなに温度を大切に管理されたハンバーグは初めてでした。肉汁溢れるふわふわハンバーグ、中から流れ出すトリュフ香るとろとろポテトチーズ、絶妙火加減の目玉焼きが一体となって感動は膨らんでいきます。

あつ!うま!あつ!うま!

この瞬間、脳裏をよぎるのは、
感動ハンバーグを監修する鳥羽さんが経営するレストラン、SioやHotel'sで出される料理です。サービススタッフの皆さんが「お皿が熱くて持てないレベル」というほど温度管理にこだわっています。熱いお皿はとにかく熱く、冷たいお皿はとにかく冷たい。一見すると当たり前なのですが、料理を根底で支えるのは当たり前の追求だと認識させられ、毎回感動するのです。そしてその感動がガストでも再現されている。僕の住む富山県黒部市、人口4万弱の町でも再現されているのです。感動の大きさは1つ星レストランのそれと同じ、むしろ大きいかもしれません。

そして鳥羽さん率いるSioチームは、前菜や付け合わせにも余念がありません。

Youtubeにもアップされてるのですが、鳥羽さんはサラダで大切なのは水分量だと言ってます。それを補うのはフルーツだと。そのセオリーに従って大きめにカットされたキウイがサラダ全体の水分量を支えています。さらには食感を足すのも鳥羽さんセオリー。だからサラダにはナッツ、スープにはフライドオニオンがあります。

そしてデザート。
鳥羽さんの哲学には「再定義もの」があります。みんなが知ってるメニューを因数分解して再定義していくものです。最近では海苔弁を再定義して海苔重として作ったところ大人気になったり。この思考はこのグラスショートケーキに生かされています。ショートケーキ好きなのでたまりません。見た目は違えど食べれば紛れもない苺のショートケーキなのです。

感動は期待を超えないと生まれない感情なので、
それを名前にしてしまうのはハードル高めですが、そのハードルを悠々と超えてくる味とコース設計がされています。全国にあるガストで、全てのクルーが再現できるかどうかもかなり細かく考えられているんだろうと思えました。全国の人たちに美味しいものを届けたいと思う情熱、確かな技術、何より実現力。

あのハンバーグの熱さは、
ガストと鳥羽さんの熱量そのものだったのですね。

個人的に嬉しいのは、ガストが住んでるところからクルマで2分ということ。

すぐ行けるなんて、嬉しいなあ。

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三井陽一郎
広告営業、広告制作の現場、そして社長業を通した実体験を元に記事を書いています。よろしければサポートをお願いいたします。