10th Anniversary Amazing Arrange-Fes !!!

どうも、光星です。

英題ですが中身は日本語です。

この度、3度目となる冬休みアレンジ祭に参加してきました。

毎度のことながら曲を作るのは楽しい。曲を作っているときと遊戯王をしているとき、私は特に生を実感できる。

仕事は、クソ。

というわけで、今回は普段やらないような、備忘録的なことをしていこうと思います。

誰のためという訳でもないですが、暇つぶしに読んでくれると嬉しいです。

「いつになったらボカロの曲を書くんですか?」とか人の心を失った言葉を投げかけてくる人はゴミ箱にポイします。

そんなの俺が一番悩んでる。


まずアレンジ祭って何?

知らない人の為にざっくりと解説すると、曲を作れる人同士でお互いの曲をアレンジし合うという趣旨の企画です。

主催はDTMの講師を務めるあべし氏。参加者の原曲・アレンジ曲でとにかく弄られることに定評がある

当初はあべしさんが一人で運営していたみたいなのですが、2018年頃に参加者が爆増してから運営委員なるものが設立されたようです。実働部隊の負担が減るのはいいことなのだ。へけ。

参加者は各々で自分の曲を作曲し、それを原曲として提出。作成された原曲はランダムな抽選で他の参加者のモノと交換され、受け取った原曲を各々自由にアレンジします。

過去には自分の原曲を渡されたり相互で交換し合ったりした例があるそうですが、基本的には自分に渡された原曲の作者と自分の原曲のアレンジャーは異なってます。なんかTwiplaのイラスト的には参加者同士でペアがたくさん生まれるようなイメージですが、どちらかというと数珠繋ぎ的な感じです。伝わってるかな……。

そして、みんなで原曲がどんな風にアレンジされたのかをYoutube配信で視聴する、という流れになってます。視聴だけなら参加表明してなくても見れると思います、多分。

原曲は一応禁止事項みたいなもの(詳細は下記の当該Twiplaにて)があるんですけど、アレンジ側は公序良俗に反することや、権利的にアブナイことさえしなければ基本的には何してもオッケーで自由なイベントです。

具体的には主催を素材に音MAD(2020年夏)を作ったり、いきなりプロフェッショナル 仕事の流儀(2020年冬)の放送が始まったり、TRPGのリプレイ(2019年夏)が流れたりします。

まあ原曲サイドも相当ネジ飛んでる曲あるんですけどね。

そんなカオスなイベントに、これを読んでいるあなたも参加してみませんか?作曲できるなら誰でも参加できる!

もしかしたら参加者過多になりすぎると、「誰でも」が継続困難になるかもしれないけど、現状はTwiplaで参加表明すれば参加できます。

そうそう、冬以外に夏にも開催されるのでスケジュールに余裕がある人はぜひ参加を検討してみてください。

もっと細かい内容が知りたい方のために各種リンク貼っときます👇

アレンジ祭公式アカウント: https://twitter.com/arrangefes?s=20
冬休みアレンジ祭 in 2021のTwipla: https://twipla.jp/events/498821
初回放送: https://t.co/ZvLazPnv6D
 ※トラブルあって途中までみたいなので続きのリンクも貼っときます
  コレ⇒ https://t.co/ZcQxTblz4i


参加までの経緯

多分、12月上旬くらいだったと思う。アレンジ祭の公式アカウントから冬休みアレンジ祭開催の告知ツイートがされた。

そしてフォローが2となってたので面白半分で覗いてみたら、マクドナルド公式アカウントをフォローしていた。なんでやねん。

いつも通りなら告知当日に参加表明をしていたところだが、今回ばかりは事情が違っていた。

実はこの時、私は引越しの準備に勤しんでおり、それはもうタボウノキワミアー!だった。ニトリと実家を往復する毎日。普通にしんどい。

参加〆切が同月12日、原曲の提出締切が26日。この時点で作曲にフルパワーを割ける日数が2日ぐらいしかなく、日程調整を頑張ってもギリギリ追加で4時間捻出できるかといったところ。

ここで参加を決行した場合、厳しい戦いの火蓋が切って落とされるのは明白であった。

・・・結局、締切当日まで悩んだ末、初参加からの皆勤賞がかかっていたので無理矢理参加した。この時、原曲として何を提出するかとかのインスピレーションは一切なかった。仕方ないね。



原曲提出迄

12月13日
参加〆切から一夜明けた。夜勤明けだったので原曲の構成をどうしようか考えながら帰宅した。案の定、何も思い浮かばなかったのでとりあえず休みの日にじっくり考えることにした。ここまではフラグじゃない。


12月15日
14日に午後から友人と突発的に遊戯王をすることになったので、午前中にベースとメロディをある程度打ち込んで終わりにした。いや作曲しろよ。

ひとまず何とかなりそうな具合には進捗ができた(なお5%くらい)ので、あとは数日で完成させるだけ。この日はそう思っていた。

しかし、私はこの時、一つ大きなことを忘れていたこと知る由もなかった。


12月16日
この日は昨日の続きをやって進捗70%くらいまで進めようと思っていた。

そして19日にフリーで一日作曲できるだろうと踏んでいたのでそれに合わせて作曲を進めていた。

そう、19日・・・19日・・・。





・・・・・・ん?





そう、私は気づいてしまった。

なんと私が一日フリーだと思っていたこの日はフリーではなかった!

ΩΩΩΩ<な、なんだってー!?


・・・というわけで、新曲を書き下ろしていては間に合わないと判断し、過去に作った曲をリメイクすることにしました。

といっても、大胆なリメイクは時間がかかってしまうので、大本の曲はほとんどいじらずに、音源の差し替えとかオートメーションとベロシティの調整とかでごまかげふんげふん、修正することに。

そうしたら元々使っていた音源で鳴らしていた音が差し替え先の音源の音域を超えていたことが発覚して一人で苦しんでいた。悲しいなぁ。


12月26日
そんな(勝手に自分で敷いた)修羅場を乗り越え、何故か一人だけ原曲側でアレンジ祭をしていた私は無事原曲を提出することができた。一時間ほど遅れちゃったけど……。あべしさんほんと毎度すみません。前回はちゃんと提出できたんだけどなぁ。


で、出来上がった原曲がこちら。

題名は「深き森を征く」。

RPGで森林エリアのBGMとして使われることを想定して作曲したこの楽曲、作ったのは大学一回生の時で、私がパソコンのDAWを触り始めて最初に手掛けた曲でもある。

元々はDSの「大合奏!バンドブラザーズDX」で60%ぐらいの完成度で放置してたデモを、当時大学生だった筆者が「このまま放置するのもかわいそうだな・・・」と思い完成させたもの。

デモは高校2年生くらいに作ったので、構成段階から数えると実質約8年越しに日の目を浴びることになる。時の流れって残酷だなぁ。

何度も聞いているうちに過去の自分がどうやってこんなフレーズを思いついたのか不思議で仕方がなくなってきた。今よりよっぽど作曲うまいんじゃないか?

後この曲をリメイクしていると私って全然曲書いてないんだという現実が襲い掛かってきてとても悲しい気持ちになった。ぴえん。


アレンジ〆切まで

12月27日
提出翌日、今までのアレンジ祭を振り返って見ると、とりあえず2020年夏のアレンジ以外は存外いいものができたなぁ、と回顧していた。懐古かもしれん。

ひとまず怪文書とか、都道府県体操とか、音ゲーのボス曲的なやつとかではない限りは大丈夫かなと。

逆に来て欲しい曲・・・いや、来てほしい曲とかあるか?

まあコードとか副旋律はどうせ破壊するし、今さら怖いものも特にないか。

翌日荷物の搬入が控えていたのでこの日は一日荷造りしてました。


12月28日
午前中に引越しの搬入が完了し、ほとんど住める状態になった我が家。ネットの設定だけできてないのであいほんから原曲を聞きこむところから始めた。

私のところに引き渡された哀れな楽曲の名は「おふとぅんのうた」。


( ^ω^)オフトゥン………








・・・・・・( ˘ω˘ )スヤァ……









・・・はい、とても可愛らしい歌モノが届きました。

過去6回アレンジ祭に参加させていただいておりますが、歌モノをアレンジするのは今回が初めての試み。一体全体どうなることやら。

あいほんから確認したら歌詞のテキストデータが文字化けしてたので、PC環境が整うまで歌詞の確認はできなかった。おうふ……。

夜勤中にこの曲を聴いていると、とてもうとうとしてしまいました。

歌ってるのは、きりたんだと思っていました。


12月29日
データ配布から一夜明け、再び聞き込み実施。

これまで原曲と全く関係ない自分がひたすら気持ちよくなるためのアレンジばかりしていたので、そろそろ面白い取り組みをしたいと考えていた。

せっかくなので「おふとぅん(おふとん)」と互換の似ている言葉をチョイスしたいと思い、試行錯誤した結果「ざぶとぅん(ざぶとん)」を思いつきました。というか75%くらい同じ文字で構成されているのであたりまえ体操。

そして、私の頭の中に、よからぬ天啓が舞い降りてきました。


「座布団と言えば、笑点じゃないか?」


はい、この時点で私の頭の中ではアレンジの方向性がロックされ、おふとぅんのうた -笑点 Remix- への道のりがスタート。

今まで自分の好きなようにアレンジしてきましたが、ここにきてアレンジ先に指定を設けてみました。これを乗り越えたらまたレパートリーが一つ増えそうなので、実力試しもかねて実践へ。

ひとまず笑点のテーマを聞きこんで楽曲の構成と使用されている楽器を研究することに。「パフ」とか入れてみたいし


12月30日
Tシャツ買ったり、お風呂の椅子と蓋を探したり、物干し竿を買ったりと忙しかったので進捗はほとんどなし。一応データのDLだけ済ませた。


12月31日
搬入した荷物を整理していた。進捗はないためまたもや死亡


1月1日
Q. あけましておめでとうございます!進捗どうですか!?

A. なくはないです。


1月2日、1月3日
仕事のため殆ど進捗無し。


1月4日
友人と初詣に行ったので進捗無し。

だから作曲しろよ。





そして時は流れ・・・。





1月14日
はい、なんとここまで進捗一切なし。

曲聴いてればなんとかなるやろ、と思っていたが「やっぱあっちのアレンジの方がいいか?」「歌も入れた方がいいか?」とか考えてるうちに結局提出日間近になってしまった

プロジェクトファイルすら作っていない体たらくであり、このままではまたしても遅刻をしてしまう光星さん(2X)になりかねなかったため、この日は夜勤明けぶっ通しで作業することに決定。

全く寝ていない私は、深夜テンションと謎のモチベーションによって嘘のように作業を進めていった。本当に、今までの停滞ぶりは何だったのかと思わざるを得ない。初めから本気出せ

この日は怒涛の進捗を生み出し大体半分くらい進んだ。深夜テンションのまま原曲を耳コピ、笑点のテーマを聞き込み、これらを繰り返しては打ち込む作業。ミュートトランペットの音源が手持ちでいいのが無かったのでEQ弄ってそれっぽくしたり、それなりに悪戦苦闘した。

そうこうしてとりあえず通しで耳コピは完了。で、何度か聞き直すうちにやはりあの「パフ」っと鳴らすアイツが欲しくなり、深夜テンションそのままだったのでAmazonでそれらしきものを探してノータイムでポチった

1時間だけ仮眠をとって夜勤2日目へ出勤。この日の作業は終了。

なんか毎回勝手に自分で修羅場にしてんな

こんなんだからボカロ曲のイラスト発注できずに曲投稿できないんだ

悔い改めて、本当。


1月15日
帰宅後、夜勤中に思いついた構想を落とし込むためにプロジェクトを開き、軽く修正。

洗濯とか掃除とかやることやって14時半くらい?から仮眠をとることに。

しかし、この調子なら過去最速(当社比)で提出できる。

20時ぐらいに起きたら音を追加したり、パーカスを増やしたり、ラッパホーン収録してちゃちゃっと完成させて、翌日ミックスして終了だ。

ゴールはもう近い。











1月16日(提出日当日)


起きたら3時だった。









絶望の提出日当日

えっ?そんなことあります?

だって、入眠したの前日の14時半ぞ?

わし13時間も寝てたのか?マ?

やばい、間に合わんくね?大丈夫か?

当初のスケジュールと違いすぎるぞ?

おっかしいなぁ、ちゃんと二時間仮眠とったんだけどなぁ。

やはり疲労は溜まっていたのかもしれない。ほぼ二徹だったのでやむなしか。無茶はするものではないですね(反省)。

仕方がないので俺は二度寝した。この時むしろめっちゃ冷静だったね。

人間って、絶望を味わうと冷静になれるんだね。変に希望がある方が無駄に興奮しちゃうのかもしれない。


1月16日 アレンジ提出日
9時ぐらいに目が覚めた気がする。あんだけ寝たのにさらに6時間も寝ててまるで危機感がない

『今までアレンジ祭に何度も遅刻してきたやつだ、面構えが違う。』

といっても、そこまで大きな作業は残ってなかったので、息抜きを挟みながら夜には最終調整できるように曲を完成(息抜きの方が多かったかもしれない)。16時ぐらいには完成してたかな。

で、その後にラッパホーンを収録した。隣接してる部屋の人、ごめんなさい、結構うるさかったわ。

22時ぐらいまで放置して気になる個所を修正しつつ、ラッパホーンが浮かないようにミックスするの難しかった。もうちょっと違和感なく重ねたかったな。

思うようにはいかなかったものの、流石にまた遅れるのも嫌だったので妥協を10個くらい重ねて書き出し。

提出のコメントに30分ぐらい悩んだ結果23時58分くらいに提出完了

あべしさんほんと毎度ごめんなさい

できあがった楽曲はこちら↓

イントロが思ったより笑点だった。

あと最後まで誰が作った曲なのかはわからなかったが放送後に判明。

原曲を手掛けたのはじらぁてぃさん、原曲の「おふとぅんのうた」はこちらのツイートからどうぞ↓

ボーカルはずん子さんだったようです。ずっときりたんだと思ってた。結局最後の引用リツイートも間違えてたし

なんとかアレンジも完成、あとは自分の出番を待つのみとなったわけです。

こうして私のアレンジ祭奮闘録は幕を閉じましたとさ。ちゃんちゃん。



余談が一番筆が乗るよねっていう

●アレンジ祭、通算10回目!!!
今回でアレンジ祭が夏・冬通算10回目の開催ということです。

しゅごい!(∩´∀`)∩

これ、実はあんまり意識してなかったんですが、10回目だとわかっていたらせっかくだし主催を存分にいじる曲とか、アレンジ祭を題材にした曲とか、そういうの作った方が良かったかもしれないですね。

次回参加するときはこういう曲も書いていこうかな?でもすでに中村椋さんとかがやってるからなぁ。

自分は2019年夏から参加したので、今回で6回目の参加。

初回から参加しているわけではないので最古参というわけではないけど、結構な回数参加してるなぁ。もはや人生の一部

参加する度に新しい知見が得られるし、プロの技とか、他ジャンルの作り方を調べるきっかけになることも多いので、やはりモチベーション維持に大きく貢献してると思う。じゃあもっと曲かけよ。


●クオリティヤバすぎて耶馬渓
毎度のことですが、参加者のクオリティがえぐい

えぐすぎてエッグチーズバーガー。

どうしたらあんな曲が書けるのか、私はあの境地へたどり着くことができるのか……。

まあ地道に作る回数増やしていくしかないですかね。千里の道も一歩から、ということで。



●今後の活動について
M3とかミュートピアには顔を出したいなぁと思っているのですが、なかなか身が乗らない。でも一先ずやってみないことには分からないし、近いうちに顔を出すかもしれません。いうだけならタダや

直近だと、ボカコレ2022春はちゃんと新曲出します。これだけはマジで正真正銘のガチ、絶対出す!このためにプロセカnext諦めてるわけですし、ちゃんと作業も進んでるんですよ?ボカロ曲は1年半ぶりに新曲書くわけなんですけど、正直見てもらえるか不安ではあるんですよね。実質また一からのスタートと言ってもいいくらい。

ニコニコでアレンジ投稿してた時もシリーズ化するって言ってて1年空いたし、もうこんな思いはしたくない。今年こそは、今年こそは1ヶ月で一曲……書くぞ……。

………まぁ、また進捗あれば書いていきます。


最後に

大きな節目を迎えたアレンジ祭に今回も無事参加できてよかったです。

アニバーサリーって、なんかちょっとテンション上がるよね。

これからはコンスタンスに楽曲を書いていくことを目標にしていきます。

とりあえず目標は1ヶ月で1曲、これに尽きる。

この記事いつ投稿するかわかんないけど、守れてなかったらフォロワー諸君は「新作まだですか?」リプを私に送ってください。追い込まれないと作業しない男、光星

あ、読者さん、こんな駄文を読んでいただき非常に感謝です。恐らくほとんどがアレンジ祭関係者でしょうけどね!

では本当に最後に、今回のイベントで学んだことを締めにして、お開きにしたいと思います。




DTMerは、寝ろ!!!!!!



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