XR創作大賞エントリードキュメント

【はじめに】XR創作大賞にいったん応募してみようと思ったのは自分の考える未来が死後でもいいので実現したらいいなあと思ったからです。背景となる確信的なベースは3つです。

【ベース】

【1】XRがデジタル世界のみで閉じない→メタバースの先は現実世界に戻る

【2】XRと並走した周辺技術との連動したサービス構築

周辺技術は大きく下記3つが並走し連動すると想定しています。

①ナノマシン(微細化されたドローン)

②超高速3Dプリンタ

③生体プリンタ

【3】【1】【2】にともなうXR概念の深化すると考えられます。今回企画として発表する仮称概念は2つです。

仮称概念1 FR(Feedback Reality)フィードバックリアリティ

XR上で得た知見や感覚行動をフィードバックし現実世界で再現する技術の総称。

仮称概念2 IR(Imortal Reality)イモータルリアリティ

XR含むデジタル世界で創造したオブジェクト・エフェクト・アクト・コンテンツを現実世界で創造する技術の総称

以上が設定です。ここからがストーリーネタです。

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■【Story(1)フレームワークス】

現実世界にフィードバックするめがね型ガジェットにまつわる話

 【概況】

ナノマシン・3Dプリンタ・生体プリンタの3つの高度普及に並行しXRが深化した結果FR(フィードバックリアリティ)という新たな概念が生まれる。

メタバースからの帰還・現実の物理的ハックでの改変を意味するこの技術と思想は、アーロンフェイスが提唱し、協業した日本の鰺江の老舗めがね技術者がめがね型ガジェットという形で結実するも、危険すぎるその技術はあらゆる国や組織から狙われるオーパーツでもあった。

【何ができるのか】

バーチャル世界でのあらゆる行動経験が現実世界でもずれなくすぐ使用できるようになる。

【Phase1】あらゆる医療的リハビリや訓練の高速化を睡眠中のメタバース世界からのフィードバックで実現する

【Phase2】未知の技術習得の0時間化・肉体再生・肉体精神ダメージの現実化・デジタルアイテムの具現化→犯罪が急増

【Phase3】現実世界でのあらゆる知識・行動・運動・人格の再現が可能

【Phase4】デジタル世界での1~3すべての組み合わせ(ミクスチャーアクト)の実現とそれを現実世界でリアルタイムに実現するハードの普及(アウトプッター)による世界革新の到来

これらすべてがメタバース上からのフィードバックした現実世界で実現し、それらを実現するための周辺環境やガジェットはクリアランス(等級)化され全世界の監視下におかれている。


【本編】最後の999,999,999(クリアランスオール9)と呼ばれる、ひとつの眼鏡型ガジェット「フレームオブクローム」を完成させた世界的な第1人者のFR技術者が消息を絶ちニュースになった。

内実は人間情報すべてのデジタルアーカイブ化を世界初で実現した後、組織の追及を逃れるため自殺。フレームオブクロームと衛星型パブリッククラウドに自身のフルデジタルアーカイブを保存。信頼できる旧友に託し、組織から逃亡を試みる。

逃亡理由は死期が近い難病で四肢を喪失した孫娘をそのフレームの力で救うため。

逃亡中、そのフレームは様々な人々を経由し、様々な現実離れした夢を実現させていくも、政府の激しい追跡と機密情報隠滅のために関与者が次々と殺害されていく。

ただしフレーム内に様々な第1人者や関係者すべての情報が細胞レベルで蓄積され、膨大な組み合わせアーカイブ情報のアドミニストレータ化(管理者化した)したフレームは、偶然逃亡劇にまきこまれたある平凡な日本の中学生男子にたくされる。

歴戦をくぐりぬけた最高純度のめがねフレーム化したFR技術者はその中学生の運命を変え、孫娘の元に向かうためバディとなるも、様々な国や組織の追手やめがねフレーム使いとの対峙を余儀なくされる。果たして無事にたどり着くことができるか。

これは数世紀後に現実にあり得る可能性がある未来めがねフレームバトルとボーイミーツガールのお話

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■【Story(2) Imortal Reality】

XRにより医療行為がゲーミング化し大衆化するお話。

 【概況】

ドローンの小型化(ナノマシン化)リアルタイムでの生体プリンタや3Dプリンタの普及に合わせ人間で処理しきれない外部操作補助機能としてのHMDとXRの次の概念FR(Feedback Reality)が普及する。

その結果2100年までに人体にナノマシンを投薬化できる技術が進化し、複雑でグロ要素のあるオブジェクトをすべてゲーミング化された結果、誰もが想像しなかった形でメタバース(フルデジタル)から現実世界への帰還が実現する。そこから200年の歳月がながれた結果、地球上に神々が生まれることになる。

【何ができるのか】

具体的には人体のタグ可やバーチャル患部等のシュミレーション化が行われ、医療・手術がゲームステージ化する。これらはXRSurgeryやGamingSurgeryと呼称されesports化し医療の種別により

・整形外科→格ゲー
・外科→STG・FPS 
・内科→RPG
・心療内科→AVG
・その他難病→RTS・ACG

等に分類されていく。

プレイヤーは・速さ・正確さ・コスト等でリアルタイムに世界ランキング化され、すべての医療行為が高水準の技術均一化の上に約1億人レベルのブラックジャックが誕生(2021年時点でesports人口を基準)意図しない「国境なき医師団」が実現する。

課金要素としては投薬の他に優秀なナノマシンやXRステージは種別毎にガチャ化されたり、患部治療やナノマシンプレイに即したゲームアセットや迷彩化は高額で取引される。


これらすべては高機能HMD上で行われ、手術の生生しさを感じずオペレーションできる

空前のブームの末、健康の一切の悩みから解放される一方で、種としての人類の尊厳や、倫理とデジタル世界との狭間ですべての文化的価値観が激変し曖昧な神の世界が到来する。

また人体の中でのナノマシン戦争やウィルスハッキングが新たに身近な犯罪行為として発生し、国の概念も徐々にコミュニティ化するかセグメント毎に統一化される。自己増殖するナノマシンと共存しつつ世界の保存をテーマとした新たな理が誕生する。

さらに100年後微粒子となったナノマシンが地球上を覆いつくした世界での
新たな人類(カスタマイズしすぎて人類の定義がもはや概念化)の生活が始まる。Imortal Realityの到来である。

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■さいごにイメージとたしからしさ

【Story(1)イメージ】現実のアクションものとしてあってほしいと思っているので例は特にありませんが、バディものとしてはしゃべる魔剣のイメージとFSSのクリアランスみたいなものが生まれていることでクラフトワークス的な視点や評価があればと考えました。

【Story(2)イメージ】総初期の風景としてはキン肉マンで描かれるウォーズマンの体内 はたらく細胞の世界 ジョセフの肉の芽 のイメージが近い。VRCやゲーミングのノリを現実で行った場合、何が起こるのか考えるのが楽しかった。

【たしからしさ】胃カメラのドローン化はスペインのスタートアップや日本国内でも議論や開発が始まっており、小型化・サービス化は2021年の現時点で時間の問題であり、ドローンはHMDで操作されXRでのUIサポートは必須になっている現在、100年後以降ここまで進化する可能性は高い。

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