日本の底力とは。日本と世界。
こんにちは!
光秀マインド足立聖忠です!
先日、公益社団法人日本青年会議所が主催する全国大会ではいくつものフォーラムが開催され、それぞれ「国際フォーラム」「国家フォーラム」「東京JC主管フォーラム」とあり、それぞれ学びになった点をまとめ、記事にしたいと思います。
今日の記事は国家フォーラムのお話です。
こちらのフォーラムでは国会議員の麻生太郎氏が登壇されました。総理大臣経験者であり、現在の日本青年会議所会頭の父であり、歴代日本JCの会頭であります。
講演テーマとしては世界が大きく発展し、日本が世界で様々な分野でトップを走っていた頃から、今の日本はどうしていくべきなのか。日本の底力とは何なのかが講演テーマでした。
前半は技術力や治安、思いやりの文化といった良く聞く話でしたが、興味深い角度が何点かったのでまとめます。
麻生氏がJCで活躍されていた頃、アメリカ青年会議所は発祥の地だけあってかなりの会員数とパワーを持っていたそうです。世界の会員数の約75%アメリカメンバーが占めていたそうです。そこから現在は5パーセントを切るほどになっているそうです。
これはアメリカの会員数が減少しているのもありますが、アジア圏を中心に会員数が増大している背景があるそうです。
青年会議所は戦後から地域の復興を課題として歩んできました。現代社会において目に見える貧困や不便な生活は少なくなり、問題は複雑化し、豊かさの定義も変わって生きています。そんな現代社会でも「課題」を考え、行動できるリーダーを育成する場として必要性が日本の組織力や思いやる精神性に合っているのだと思います。
現在日本は世界的にもトップの青年会議所会員数です。
昨日の記事にも一部書きましたが、日本人の文化は今後日本が世界に強い力を示すときのベースとなる力だと言われていました。製造を中心とした技術も、今情報化社会のなかで半導体や情報処理は他国がシェアや技術を伸ばしていますが、根っこの人が作るモノづくりの精神や日本が長年作り上げてきた信頼(麻生氏は金融の話もされていました)が日本の底力として次のフェーズが来た時に必要とされると述べられていました。
ひとを思いやる気持ちはモノづくりに活きる日本人の特徴です。麻生氏の知り合いが日本に来て数か月過ごしていて感じたのもこの思いやりからくる治安の良さや文化の良さだそうです。
例え話で言われていたのが、ある深夜に地下鉄で人が倒れていて
「これが噂の日本の過労死か!」と思ったら酔っぱらって寝ていたりする場面だったそうです。アメリカだとあっという間に身ぐるみはがされるそうです。
どうしても今はニュースやSNSなどの匿名記事で「日本は落ちた」「もうダメ」というネガティブになる投稿が目立ちますが、日本が今まで作り上げてきたブランディングや信頼をしっかりプライドに持ち日本の良さを活かした仕事や活動をしていきたいと改めて感じました。