子どもが苦手になった?

おはようございます。
いろいろ書きたいこの間のイベントもあるのだけれど、今朝、ネットで
子どもがいる人といない人の分断の話が載っており。

一昨日学生にした話を思い出しました。

この秋から、新しい大学で2コマ教えているのですが、
前週のリアクションペーパーに「もともと子どもは好きだったはずなのに、
最近苦手になってきている。」ということを書いてくれた学生がいました。

「アルバイトをしている飲食店で、子どもが走り回っているのを放置されたり、テーブルの上にいろんなものを散らかして帰って行ったり」ということを体験する中で、それを注意することもできず、だんだんそんな気持ちになってしまったそう。
子どもが嫌いになってしまう自分のことも受け入れられない感じでした。

そういえば、私も同じような思いを数日前にしました。
でも、対象は、子どもじゃなくておじさんたち。

落ち着いた中華料理屋さんに娘と出かけてお誕生日祝いをしているとき、
同じ店に20人以上の団体の会社員の方々が先客でいらしていて。
もう宴もたけなわ、皆歩き回って挨拶をしたり、大きな声でしゃべったり。

誰か一人に、トイレついでにでもすれ違ったときにでも
「このお店は居酒屋じゃないので、もう少し周囲の方に配慮してもらえませんか」と言いたい!というのを、タイミングがなく、ぶつぶつ言いつつ。
彼らがお店を出てくれた時には、あー良かった、とほっとしました。

何が言いたいのかと言えば、子どもが嫌いなのではなく、おじさんたちが嫌いなのではなく、
その場の迷惑になることを、気づかずやってしまっていることに、
周囲は嫌な気持ちを持つのは、当然、ということ。

ですので、私はその学生(私です、と発言してくれたので)に、
「それはあなたが子どもが苦手になったのではなく、
大人だろうが子どもだろうが、そういう行為が嫌だということで、
それは当たり前のこと」という話をしました。

そして
「でも、子連れの人を社会が受け入れなかったり、子連れで外に出づらい期間が長かったから、親も子も、慣れていないというのはあるかも」
という話も。

私はこの文章を書きながら、ぶつぶつ言うだけじゃなく、
中華料理屋さんの会社員のおじさんの一人に、ちょっと話せばよかったかもしれないし、
子連れの方たちも、それをやさしく伝えてくれる人がいれば、
それを受け入れる気持ちが持てれば、少しずつ変わるかもしれません。

子連れ出勤をしていると、子どもたちも、仕事場ではおとなしいことが多い、というのは、何度も書いているのですが、
こんな風に子連れで食事、子連れでお出かけも、場数を踏むほど上手に
社会に沿うようになるんですよね。

周囲の声がけも、ですが、まずは自分で、子連れでの外出を思い切ってやってみる。早ければ早いほど、機会が多ければ多いほどいいのでは、と思います。


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