電車の中で赤ちゃんが泣いたら
次女が生後まだ1カ月だった頃のこと。実は私は生後1か月の間、外出を控えて子どもと向き合う家での生活にかなり飽きていました。一か月検診を受けたらさっそく、電車で2時間半ほどかかる友人の家まで出かけることにしたのです。
今考えたら怖いもの知らずですよね。たぶん長女がミルク&ほぼ車で動いていたこともあるのかもしれません。何とかなるだろう、と思っていたんですね。でも、そう簡単にはいきませんでした。
赤ちゃんが泣き出したのは吉祥寺あたり。その声は電車中に響き渡り、同じ車両にいた人たちは、皆こちらをちらちら見ています。同じ車両に子どもはいないので、赤ちゃんの泣き声は完全に異質。私は焦りました。
こんなに泣いて子どももかわいそう、私だっていたたまれない、うるさくてごめんなさいごめんなさい・・なんとかして泣き止まそうとして、抱っこしたり、あやしたり、おむつを確認したり、おもちゃを出してみたり、・・でも。だめでした。
こんな時、赤ちゃんを泣き止ましてくれる道具があったら!と、今でも思います。
何しろ、モノ好きな私のこと。赤ちゃんを泣き止ましてくれるグッズがアメリカにはあるらしいよ、と聞けば、何とかしてそれを手に入れたでしょう。きっと5万円かけても購入したと思います(私は決してお金持ちじゃないですけど!)。
今は、赤ちゃん泣き止むアプリとか、胎内の音を聞かせるとか、いろんなものがありますよね。私も赤ちゃんがいたら、きっと手に入れたでしょう。でもね・・。こんな時の赤ちゃんを泣き止ますには、おそらく足りないんじゃないかなあ。
つまり、子育てをする女性が、本当にほしいモノって、いまだにないんじゃないだろうか、ってことなんです。
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