小池一子さん・巻上公一さん・永田砂知子さんとのミニパーティー①
もう3か月近くたちますが、2024年9月28日に、私の尊敬する方々にモーカフェにいらしていただいてのパーティーを開きました。とりわけ、小池さんと巻上さんは、モーカフェ(Sodt and Hairy House)の建築家、牛田英作&キャサリン・フィンドレイにとって深いかかわりがある方。いつかいらしていただきたいと願っていました。
遅ればせながら公式写真も届き、文字起こしもしたので、年の終わりにその日の報告を。まずは、このパーティーのきっかけとなったクラウド・ファンディングの文章を引用します。
「モーカフェの建築家、ウシダ・フィンドレイ・パートナーシップは、 小池一子さんがプロデュースした日本初のオルタナティブプレース『佐賀町エキジビット・スペース』で かつて、インスタレーションを開きました。
その際、会場に響き渡る不思議な音楽を担当された巻上公一さん(超歌唱家、ヒカシュー、詩人)、 そして、つながりのあるアーティストで、音響彫刻バシェや、波紋音(はもん)の奏者である永田砂知子さんも一緒に カフェにいらしていただけることになりました。
昔から大好きで尊敬する方々、そしてこんな大御所がそろってきてくださるなんて。とてもとてもありがたく嬉しいことです! この贅沢な時間を私だけで独占するのはもったいない!ということで つくばの伝説のライブハウス元AKUAKUの野口修さんにも知恵を出していただいて モーカフェで、中庭も開放して小さなパーティーを開くことにしました。 美味しいフードとコーヒーやお茶を楽しみながら、 当時のお話を伺ったり、建物を皆で見て語ったり、会場の方々との対話をしたり、 巻上さんと永田さんのセッションもあるかもしれません!」
当日は、メインゲストの小池さんたちとも、何の打ち合わせもせず、いらしてから何をやるか決めよう、というゆるっとした雰囲気でスタート。でも、どうなるか実はドキドキの私。ありがたいことに、つくばのこれまた伝説のライブハウスAKUAKUの野口おさむさんも、巻上さんと親しいことから準備に来てくださいました。おしゃべりをしながらも、少しずつ音を出してみたり、建物を見ていただいたりしながら、お客様をお迎えするまでの時間を過ごします。
およそ揃ったところで、スタートの簡単な挨拶。ゲストの皆さんに一言ずっつ頂いて、原美術館館の青野館長(こういう立場だからお呼びしたというよりも、お友達&小池さんとも旧知。群馬からありがとう)に乾杯の音頭をお願いしました。30人ほどの方で、カフェはぎゅうぎゅう。半分以上は東京・神奈川などからの参加で、顔ぶれもさまざま。「かんぱーい」
そして、キッチンSOYAさんからの大量のケータリングや手土産にいただいた飲み物、そして、ほとんどが初めまして同士の中、おしゃべりを楽しみつつ、そろそろ演奏をしましょうか、という雰囲気に。
当日遊びに来てくれていた、永田さんを紹介してくれた伊藤美恵子が、キッチンで演奏しようかという案より、中庭がいいと思うとサジェスト。さすが本職。巻上さんが演奏を始めてしばらくたつと、どこからともなく、永田さんが波紋音というオリジナルの楽器を手に持ち演奏しながら歩いて現れます。
人の声なのか、楽器の音なのか、何かの自然の音なのか、混然とした即興演奏。おそらく初めて彼らの演奏を聴く人も多かったと思うのですが、皆、思い思いの場所に座ったり立ったりしながら、聞き入っていました。この音声は記録できていなくて残念ですが、そもそも記録するのはとても困難な、自然との共演のような雰囲気でもありました。
そして、小池さんが、何人かに手を取られて、天女のように階段を下りてきて、トークの始まりです。(続く)