3. 12AX7を用いた増幅回路
本節では、12AX7を用いて増幅回路を設計し、動作をシミュレーションします。
12AX7を用いた増幅回路の設計
まず、12AX7のEp-Ip特性図に負荷直線を引いたものを、次の図に示します。
電源を12Vとし、プレート電流の軸上240μAとの間に負荷直線を引いてみます。横軸上の12Vは電源電圧から決まります。縦軸上の240μAは、なるべくEp-Ip曲線と負荷直線が等間隔に交わるように決めてみました。
このときの負荷抵抗値はRp=12V÷240μA=50kΩとなります。