GCストーリー卒業/新卒で13年勤めた会社を辞め初めての転職で感じた面白さ
この度13年間務めてきた会社を退職し、転職することにしました。退職するにあたり感じたことや気付きを書いておきます。
主観で表現する部分が多く有りますが、なるべくフラットに表現していこうと思います。
なぜ辞めなければならなかったのか
認識としては「辞めたい」というより、「辞めなければならなかった」に近いです。
自分の全てを理解してくれている仲間と働けることに大きな価値を感じていました。しかし、それを手放してでも会社を出ていく事が必要でした。
それは目の前の仕事を一生懸命してきたからこそ自分の価値観に自覚的になったという事です。
元々拘りは強い方だと思いますが、『成長と貢献』からイメージされる日々の振る舞いに拘りがあると感じ始めたのが2年ほど前。
ここからは僕目線の主観です。
GCストーリーでは「幸せに生きる事」と「成長と貢献」はセットで語られます。
関わる自分が幸せじゃないと相手の為に貢献しても相手は幸せにならない。
これは自己犠牲をしてでも誰かに貢献できるチャンスがあれば行動してしまう人達に、一度立ち止まって考えてもらうための言葉だったと思います。
しかし、だんだんと自分がどこまで幸せになれば相手を幸せにできるだろうという問いに変わり、意識と行動に変化を生んでいったように感じます。
(悪い事とは思っていないし、僕も正解はない難題だと思う)
同じ言葉だけどGAPが生まれ、違和感として感じるようになりました。
違和感は有れど言語化は中々できず、僕自身その価値観に合わせるように知らず知らずのうちに自分に変化を求めていました。後から分かった事ですが、「会社に残る理由」が欲しかったから無理をしていたんだと思います。
検証には2年程かかりました。同じ言葉を大切な価値観として置いても、手段や行きつく先が少し違うと感じ、退職を選びました。この気付きは大きなものでした。
些細な違いだけど大切にしたいからこそ譲れないと思い「残る必要がない」「求めているモノは違う手段・場所なんだ」と気が楽になった事を覚えています。
僕が在って欲しいGCストーリーを無意識に押し付け、変化を理解できない自分の器を、どこか他責にし、力不足と窮屈さを同時に感じていました。
13年間の呪い?拗らせていた自分
ここからも大変でした笑
13年間居心地良くコミュニケーションさせてもらい、分かってくれる仲間がいた環境から転職活動を通して初対面の人に自分を知ってもらわないといけない中で「何を」話せば理解してもらえるのか。「何を」聞かれているのか。「何を」理解して欲しいのか。ひたすら迷走しました。
Twitter、人事の知り合い、キャリアアドバイザーさん、面接で沢山「質問」をしてもらいました。
・譲れない価値観は何か? ・嫌な事は何か? ・心残りは?
・成長って何か?どういうことか? ・強味は?
・楽しかった仕事、嫌だった仕事は? ・何にどうやって貢献したい?
・会社を出てまでもやりたい事は何か?
当初は質問の意図を汲み取る事すらできず(面接していた側なのにお恥ずかしい)、自分視点で伝えたい事を伝えていました。当たり前ですが伝わるわけもなく、相手が何を知りたいのかを理解した上で回答をする事が重要で、”じゃなくて”という言葉をも沢山頂きました。振り返りや自分の問いかけていく事で徐々に抽象的に考えていたことも具体に落とし込んで話せる様になりました。
呪いとまでは思っていませんが、13年間新卒で働いてきたからこそ凝り固まってしまった価値感が有ったと思います。
創業3期目赤字の状態でjoinし、事業と組織の拡大に合わせて社会人として人間として成長させて頂きました。ある意味家族に以上に近い存在で会社を捉え、求めるべきでない領域も求めてしまっていたようです。
故に実際転職活動の中で「転職先に求める事」と「何にどうやって貢献したいか?」という質問の答えに辿り着くまでに時間がかかりました。
転職活動の感覚は大卒で就職活動していた時からアップデートされておらず、面接は熱量と直感からくるご縁あった会社の選考を受け、やる仕事に拘りはなく、与えられる仕事をやるような受け身な部分が目立ってしまうような状態でした。
自分でも”なんだかな~”と思いつつ、結果、暗黙知化され説明できない部分は答える事が出来ず、反省を繰り返していました。
ご縁に恵まれた就職活動
上記苦しみもありましたが、転職活動は楽しかったです。自分に合いそうな会社と出会わせてもらい、自分勝手な話に付き合ってもらえた結果、自身が定まって今があると思います。
一部ですが、今ご縁はなかったけどタイミング合えば最高だと思えた会社さんを紹介します。基本的に事業はニッチですが、組織が素晴らしい会社さん多いです。
株式会社iYell
住宅ローン×テクノロジー
株式会社おてつたび
お手伝い×旅
株式会社グラファー
行政×テクノロジー
転職先として決めた会社
最終的に株式会社センキョという会社でお世話になる事にしました。
株式会社センキョ
政治×テクノロジー
最近、株式会社前澤ファンドより出資を受けています。
先日、中途メンバーも含めたセンキョとして初めての懇親会に参加しました。
場の力と活気に満ち溢れ、何より代表の堀が幸せそうなのが印象的でした。好きなチームで好きな事業をして日本をより良くしていく。そんな組織でありコミュニティだと思う(まだ入社前)ので、事業やビジョンについては別の機会に書きたいと思います。
最後にこれまでの僕の人生に関わってくれた皆さん本当に有難うございました。またここからも面白そうな人生を送れそうです。