遠野「やまの自習室」2日目
2日目の朝は、馬事で始まる。
毎朝のルーティンを手伝わせてもらうが、なんと馬房の掃除も餌やりも終わった後だった。
なので、ボロという馬糞を集めて田んぼへと持っていくことに。
すっかりと凍ったボロをツルハシで割ってもらってスコップですくって集める。
大きなソリに、あっという間にいっぱいになる。
馬は毎日30キロ食べる、3頭いてそれが糞となるというとそれ相当の重さで、今日は少ない方と言われながらパンパンのそりをひく
ひっぱるより後ろの舵が大事、とのことで、わーとかきゃーとか言いながら引っ張る
雪の中、建物の下にある田んぼまで引いていくのは、一苦労だけど面白かった!
田んぼについて、がっさりとまとめておく
初夏までの間に発酵して栄養になっていくのだそう
干し草を食べて糞になり、肥料になって、米が育つという循環
なんかいいなぁとしみじみ
じっとしてるとシンシンと寒いので、戻ってブラシかけをする
馬との距離の取り方 後ろから行って蹴られるような関係性はダメという話
触ってダメなところがあるのではなくて、どういう関係性を持っているか
信頼関係をまずつくることが大事で、その時間があるから他のことがいきる
乗るとか、引くとか、そういうことは後
人も同じだなぁと思う
あれやれ、これやれではなくて、まず信頼関係をつくることが大事
ブラシかけは、すごく好みでずっとやっていたい感じだった
反応し合える感覚
馬事のあとは、朝ごはん
ほかほかの湯気がしあわせだ
11時からハヤチネンダまで散歩
オス馬のいるところまで行って、ハヤチネンダのお墓のあたりまで散策。
活動を聞きながら、冬の森を歩く
1時間ぐらい、雪の中を歩く
長靴が、ズボッとはいる ガシガシ歩いたり、初めてのところの雪はふわっと入ってキュウっとなったり、さん段階ぐらいの感触
子どもが水たまりにグングン入るみたいで、大人も長靴があれば無敵!
道なき道でも雪があるから、歩ける
ズボッと飛び降りたり、懐かしい感覚
いっぱい遊んで、長靴を洗って戻る
さて、やることやらねば
この日は、イシス編集学校の宿題を6個ぐらいと東洋哲学のレポートを一つ
夕飯は17時で、そのあとゆっくりと話す
そういう時間もあっていい
「星がきれいだよ」と教えてくれる
見上げると満点の空
冬の澄んだ夜の中でまたたく