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骨折日記 6日目

骨折の痛みよりも熱と咳がつらい5日目を過ぎ、あちらとこちらの狭間にいた6日目。
曜日の感覚も、時間の感覚もわからなくなる。
骨折初日は、病院行って帰るだけで興奮してたから、オンラインに入ったり頭ぐるぐるしてて、身体の感覚と頭がズレてた感じ。

これから1ヶ月も動けないのか、ということがどういうことなのか考えて、ゾッとしたりした。

さすがに熱が出て、具合が悪すぎて、それどころじゃなかった。
まず、治そう!それが一番。

そういえば、漢方養生薬局の優子さんから「血虚で、血がぜんぜん足りてないから風邪引きやすい」と言われてたことを思い出す。走り回ってた時は自家発電出来るけど、止まると冷えて冷えて、風邪引くんだなぁ。

フェースブックに、つらいよーと呟いたらみんなからあたたかい言葉が届く。
ありがたいなぁ、、、しみじみと孤独な苦しみの中にいると伝わってくる。
なってみてわかるあたたかさよ。

さすがに、キャスターコロコロも使い慣れてきた。というか、狭い家の中で松葉杖は限界がある。
トイレに行く時も、キッチンもコロコロのおかげで、楽に行ける。
立つことは出来ないから調理というのは難しいけど、湯たんぽのお湯を温めたり、くず湯作ったり、時間関係なく自分で出来ることはありがたい。
とはいえ、片手鍋を持って移動したら転んだ(鍋は、落とさなかった)
娘も夫もいなくて、つくったうどんを鍋ごと運ぼうと思ったのが行けなかった。
1人でいる時は、キッチンで食べるのが一番ということを学ぶ。

コロコロに頼り切るのではなく、ちゃんと手をつかって支えにしながら進めばバランスは取れるが、やっぱり片手に何かを持つとかは難しいなぁ。

うつらうつらしながら、眠ったり起きたりしてると、時間がゆがんでいく。
人は眠ると、すご〜く時空を旅してるんじゃないか。
夢をいっぱい見て、ハッと目が覚めると、昼間なのか夜なのかわからなくなる。
すると、1日じゃなくて何日も経ってるような感じがする。
何によってリセットされるのだろう。

暇なので漫画を読む。
その主人公の人生を生きる。するとやっぱり、時空が歪む。
物語は、時空が歪むんだなぁ。
今が何月で、これから春が来るのか夏が来るのかわからなくなる。

そんなこんなで、ふと考えると、スケジュールを見ながら「12月は休みがないなー。月末は絶対休むぞ!」と思ってたことを思い出す。
願いが叶ったというか、
休めたら何しようと思ってたんだっけ?

クローゼットの整理や、本棚の整理、台所の片付けとか、もろもろ家のことしようと思ってたなぁ、と。

すっきりして新年を迎えられるようにしようと思ってたんだった。

自分にとっての心地よさや
居心地のいい空間にしたい

それには、洋服も本も多すぎる。
もっと、自分をしあわせにする大好きなものにしていいんだよなーと。

たくさんの洋服を処分したけど、
もっと、シンプルでいいんだよなぁと。
夏はワンピースしか着ないし、
冬だって、ほぼほぼそう。
そこにアウトドアの洋服があって、
吉野のものがあればいいわけだから、
皮のコートももう着ないだろうし、
もっともっとシンプルでいいんだよなぁ、と思ってたんだった。

あ、あと金継ぎしようと夏に買ったままになってるキット!
あれもある。

そして、お見舞いにと送ってもらった毛糸。

手を使うことをしながら、新しい年を迎える準備をしていこう

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