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インフルエンサーじゃない人が片付けのお手伝いをすることについて
「インフルエンサーの人」と「普通の人」を比較していますが、インフルエンサーさんももとは普通の人です。この比較は「知ってもらう努力をして奏功した人」と「その努力をしていないか、必要ないと考えているか、したけどまだ奏功していない人」と言い換えることもできます。
インフルエンサーじゃない普通の人ができる片付けのお手伝いはとても地味なものです。「わぁ!さすがですね!」みたいな展開になることはあんまりありません。
でも、普通の人は依頼してもらえれば長くお付き合いすることができます。「こっちに置くと使いやすいかもしれませんよ」とか「使ってないものは見えないところにしまいましょうか」とか「この商品1パック使い切るのに約3週間かかるから半年は買わなくていいですね(箱買いが習慣になっている方に)」とかいうことを、じりじり、じりじりと何回もお伝えすることができます。
そうやってブツブツと呪文のように唱えていると、人によってはある日突然「使ってないものが見えてないだけですっごいラクなんですよ!」とすごい発見をしましたというように言われることがあります。「それずっと言ってた、、」と思いつつ、その後はどんどんご自身で変えていかれるのを見るのは嬉しいです。
と同時に寂しさも感じます。依頼者ご自身で気持ちの良いお部屋をキープできるようになれば、私の役目は終了です。依頼するための予算は別の物に使うのが良いに決まっています。こんなときは頭の中で「大きな古時計」が流れています。もうじきお別れかー。
これはうまくいった方のパターンですが、そうじゃないこともあります。よくあるので困るのが「やましたひでこさんはこう言ってました」とか「私のやり方はこうです」と都度言われることです。私は断捨離について詳しくないのでごめんなさいね。一つの正解(この例だと断捨離のやり方)にこだわってhow toで行動するとイライラしますし、うまくいかないのは他人のせいと考える要因になる気がします。断捨離ってhow toの対極にあるような気もします。
片付けのお手伝い自体は好きだし少しは役に立っているような気がします。でも、お金をいただくことにちょっとした違和感があります。多分「片付けるには今持っているものを使い切るだけでよくて、お金をかけなくてもできること」だと考えているからだと思います。