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ガス燈
こちらのnoteは少し重たい内容かもしれませんが、愚痴や相手の非をまくしたてるようなことは書きませんのでご安心ください。自分の変化と成長を喜びつつ、このような内容が誰かに必要とされるかもしれないと思いながら書いています。
私の夫は同窓生です。夫は仕事ができるらしく高収入ですがモラハラをします。長年ガスライティングと呼ばれるやり方で罪悪感や無力感を刷り込まれてきました。ガスライティングは心が健康な人なら「おかしい」と気付ける可能性があることなので、ぴったりはまってしまった当時の私にも落ち度があります。
夫が単身赴任になって物理的に離れたことで、「何かがおかしい」ということに気付きました。それからは人の助けを借りながら、少しずつ心を回復させてきました(回復させすぎたかもしれません)
情けないことに経済的な事情による所が大きいのと、絡まった糸を慎重にほぐさなければいけないという理由から、離れるという選択はできていません。でも心が健康でいられることに喜びを感じつつ暮らしています。
そんな折、私の些細な言い方が気に入らないということがきっかけで、ガスライティングを仕掛けてくるということがありました。驚いたことに、昔は全く見抜けなかった話のおかしさや辻褄の合わなさを、今でははっきりと見つけることができるようになっていました。
よく「喧嘩の時はアイメッセージで伝えましょう」と言われます。「私はこれをされたら悲しい」「これを言われたら傷つく」というような、相手を責めることなく自分が感じたことを伝えるというやり方です。
でも、ガスライティングができるような頭の回転が早い相手にアイメッセージで伝えることは危険です。弱点を相手に知らせることになるからです。こちらが感情的になって判断力が鈍ったところで仕掛けてきます。
話す内容は実際の出来事や相手の言葉をそのまま返すくらいにして、傾聴に徹するのが良いと思います。共感は要りません。ただただ相手が何を言っているのかに集中します。お手本は中村淳彦さんです。いつも心に底辺と中村さんを。「何でそんなこと言うの?」や「ひどい、傷つく」というような感情は、あとで1人になった時にしっかり出して、ちゃんと自分で労ってあげましょう。
力がついてくると仕返しを考えたくなるものですが、そんなことをしている時間はありません。それに、ちょっと勝てるようになったときに調子に乗ると自滅する可能性は高まります。少なくとも私は腕力では勝つことはできないのですから。
本当は温かい夫婦が理想だし、もっと面白いことに脳を使いたいけど、仕方ない、自分で選んだ道です。それでも10年前に比べたらとんでもなく良くなっています。自分を労ってあげられる自分に成長できたのも嬉しいことです。
もしかしたらこのnoteは下書きに戻してしまうかもしれません。それでも、ここまでお読みくださりありがとうございました。