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暗い海から

猫ちゃんへ

こんばんは、あなたの足音を聞いた気がしては振り返る日です。
今日は特に調子が良くないので、あなたの写真を眺める日にしようと思います。

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これは私のスリッパをおもちゃにして、敷物の上にダッシュしてそのまま滑って行ったあとの写真。

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これは晴れた日のベランダで、窓を開けて風を浴びつつもだっこを諦めきれず両方求めて、全てが了承されゴキゲンなときのあなた。

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これは真冬、お気に入りのヒーターの上から動かないけど遊びたがる怠惰なあなた。大体のおもちゃは一週間と持たずぐちゃぐちゃにしていました。

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「もしかしたらいい天気の朝になっているかもしれないから」と確認を怠らない真夜中のあなた。これは本当に習慣になっていて、夜のままの外を見てはガッカリしていましたね。

今日は本当に心の中が嵐の様相を呈していて、あなたに手紙を書くべきじゃない日なのかもしれないです。でも49日のうちの1通くらい、不完全で不格好な手紙があってもいいかなと思い直してこうしています。
こんな夜はあなたがずっとぴったりくっつて離れなかったのにと思うと、波の高さが増す気がしますが、激しい嵐のあとは海が綺麗になると言います。そう信じて高波をやり過ごしてあなたの旅路を見守っています。

あなたが笑っていますように、暗い海のミツビシより

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