いったんまとめ
前回の記事で感覚と感情が繋がっている、というお話を書きました。
今までのお話をまとめると
「どうしていいのかわかならい」と不安になる気持ちから抜け出したい。
「どうしていいのかわからない」という状態が続くほど、生きてる事が辛くも感じてくる。
そんな時に脳の状態はどうなっているんだろう、という視点で見てみると
後帯状皮質という「休息・幸福感」をコントロールしている場所が活発になっている状態。
その状態は「不幸」だと感じさせる状態です。
そもそも、なんで「どうしていいのかわからない」という考えで頭がいっぱいになるのか。
昔よりも今は選択肢がとんでもなく多くなった。
それは差別がなくなった事や価値観が広がった事からきた、自由が広がったというポジティブな事が影響している気がする。
商品の多様化、価値観の多様化が「選択する」という行動をとても増やしていると思う。
ジャムの法則でわかる通り、人は選択肢が多いと疲れてしまう。
「どっちにしよ」で疲れる、というより決断するまでの過程が長いんですよね。雑念みたいなのが増えたり。
心がさまよう状態が生まれやすくなる。それが後帯状皮質を活発にさせてしまっている。
こんな時に指針となるようなモノが自分の中にあると便利。
今インフルエンサーがたくさんいるのは、指針や方向性を求める人が増えたからなんじゃないかと思っています。
選択肢が多い今、選択する事に疲れて心がさまよう状態が増えた。それは脳の後帯状皮質が「不幸」と判断し、なんだか気持ちが不安定になる。
そうなると人は支配を求める。
インフルエンサーが示す指針に支配を受ける事で迷う時間が減る、プチ支配は選択肢が多すぎて疲れる事に比べたら、意外と便利な方法なんじゃないかと思う。
インフルエンサーの存在が多様すぎる選択肢に方向性や規則性をもたらせてくれるんだったら、それはとてもありがたい話。
支配と聞くとネガティブに聞こえるかもしれないけど、使い方によると思う。
でも、行き過ぎて思考や自分の行動に対して過剰な束縛をしてしまうのは良くない。他者ではなく自分で自分を支配するセルフ支配はとてもやっかいなもので、一見自分で選択権を持っているようで持っていない。
本によると、マインドコントロールされている人たちは決して楽しくもなければ幸せでもないらしい。
私は生きてる間はなるべく楽しくて幸せでいれたらいいな、と思っている。
もちろん1秒も逃さずなんて状況は無理だけど、自ら不幸になる必要はないと思ってる。
自分を幸せにできないセルフ支配からは逃れた方が良い。
そこで、まず脳の動きとして後帯状皮質が活発にならないようにするために
自分の感覚をしっかり感じる時間を持つ事から始めるといいと私は思っている。感覚というのは感情に影響を与えている。
不安定な気持ちをとっぱらうために、まず自分の五感に意識を向ける事から始めてみる。
以上が今までの7つの記事のまとめです。
では、五感を感じる事でどんな事が期待されるか、を次から書いていきたいと思います。