
言葉を重く飲み込みすぎるクセに気付く
金土日月と娘と旅行に行ってきました。
今回の旅行は二人旅ではなく、旅行先で友達と合流したり、別の友達とご飯を食べたりして久々にたくさんの人といろいろ話す機会でもありました。
楽しい事の方が多かったんですが、ちょっと「ん?」と思った事が2度あって、今日はゆっくり「自分が何に引っかかったか」を考えてみました。
引っかかった内容の1つは友達がBリーグの審判を批判していた事。彼の話を聞いていて「なるほどね」と思う所もありつつ、素直に飲み込めない所が多くて、ちょっと会話がしんどかったんです。
もう1つは私が声を掛けて何年かぶりに会った大集合してご飯を食べた友達の中の1人が「みんなどうしてるかなーみつばさんが声かけてくれないかなーって思ってたから今回集まれて嬉しい!」と言われた事。
前者はシンプルにモヤモヤしたというか、正直「なんでそんなひどい事言うんだろう。なんて傲慢な子なんだろう」と思ってしまったんです。
Bリーグの審判なんて簡単に立てる舞台じゃない。
プレーヤーと同じくらいの努力を積んだ人が掴んだ舞台なのに、頭ごなしに批判していたのがすごく嫌だった。
友達が審判の勉強に真剣に取り組んでいて審判の仕事や考えに精通しているのであれば私の感情ももっと違ったと思いますが、そうじゃない。
なんか、プロ野球の選手に口悪く野次を飛ばす観客のおじさんみたいに思えて嫌でした。
後者は前者の話と全く違うんです。
娘が通っていた保育園のママさんたちと小学校卒業前のこのタイミングで会っておかないと思春期来たらもう集まるのが難しいんじゃないか、と勝手に私は思っていて。
卒業して6年、大阪から引っ越して2年半、全然連絡を取っていない人がほとんどの中、私の勝手なエゴで「旅行で近畿に行くから、ご飯一緒に食べませんか?」と突然招集をかけて集まってもらったんです。
私たち親子を含め9組の親子が参加してくれてプチ同窓会みたいになって、本当にみんなの成長が見れて幸せな時間でした。
そんな中で他のママさんたちが「嬉しい!」とか「声かけてくれてありがとう!」って言ってくれたんですが、実はちょっとそれにびっくりしました。
だって自分のエゴで誘ってるんですもん。
誰のためでもなく、自分のためにラインをポーンと送って、人数が決まって良いお店紹介してもらって、そこにネットで予約を取っただけなんです。
なのに、こんなありがとうって言われてどうしよう!?
そんな言われる事してないのに!!という戸惑い。
似た気持ちじゃないけど、この気持ちの元は一緒な気がしていてそれが何かを考えていました。
それで気付いたのは、私が言葉を重く飲み込むタイプの人間だという事です。
「バーカ」とか「アホ」とか、もう少し強い言葉とかを割とフランクに言う人いますよね。
大阪人の「アホ」なんて気軽も気軽。
重みなんてほとんどありません。
でも、私はすごく重く飲み込んじゃう。
「ありがとう」に関しても、基本自分のエゴで集まってもらったという自分の前提があるので「ありがとう」というのは私の方だと思っていて。
それなのに、私が「集まってくれてありがとう!」と言う以上にみんなが
「声かけてくれてありがとう!」って言うから「どうしよう!私こんなに感謝されるほどの事してない!ありがとうを搾取してる!!」って気持ちになっちゃって。
自分視点じゃなくて俯瞰して、両方のシチュエーションを見てみると、前者はお酒が入った状態でバスケが大好きな子がバスケについて熱く話てるだけだったし、後者も石川県からきた人がプチ同窓会の幹事してたら、そらありがとうって言うよな。
と言われた言葉を素直に受け取れました。
自分が自分視点でいる時、思ったより言葉に重きを置いて割とそれに感情が振り回されているなぁと感じたので、私はもっと人の話を話半分くらいで聞いて良いのかもしれないなぁと思いました。
でも、私は言葉を大切に使いたい。
そこは変えたくないし、変えられないから丁寧に優しく言葉を取り扱っていく事は妥協しないでいようと思いました。