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五感で感じる事

前回の記事で

セルフ支配しちゃってる時あるなー。それって悲しいし歯がゆいし、そうならないようにするために工夫できないかな、という事を書いたんですが
まず大前提として、1ミリも不幸を感じないように!とか一瞬も心がさまよわないようにならないと!とか、不安定な状況にならないようにする!とか
そういう事ではありません。

それは不可能だと思っています。

マイナスの状況をいかに無くすか、というよりかはマイナスを引きずらないようにするには、みたいなイメージです。
セルフ支配しちゃってても、それに気づいて切り替えられるようになれたらいいな、と。

この本にも

支配から自分を守る10の方法が書いてあります。
どれも納得できるものですが、セルフ支配となると少し違う方向からのアクションも必要なんじゃないかと感じています。

まず私が必要だと感じるのは自分の感覚をしっかり感じる時間を持つ事。
感覚というのは五感の事です。
触覚・味覚・嗅覚・視覚・聴覚で、自分が心地よいと思うものをしっかり感じる事。

五感の感覚というのはなかなか比べる事が難しいものです。
自分が感じている感覚そのものを他者にそのまま感じてもらう事はできません。当人だけの唯一のものです。
まずそれをしっかり感じる。

ちなみに私は建築物に使われている木材を触るのがすごく好きです。
神社・寺でよく見かけるふっとい手摺あるじゃないですか?
少し木目が感じられるような。でもサラサラつるつるな感触。
あれ触るの大好きなんです。多分大きさも関係している気がします。
手のひらに収まりきらない直径50センチ以上の大きい丸太が大好物です。
ほっとするような、興奮するような
そんな気分になります。

また、最近気づいたんですが私は手のひらの真ん中部分に自分の指や手のひらを押し付けるのが好きです。
普段あまりモノが触れない、寂しい場所。
特にバスケをしてたからかもしれませんが、手のひらにモノが触れる事にイレギュラー感を感じます。
バスケのボールの持ち方の基本は手のひらをつけない事。
なので、あえて意識的に手のひらの真ん中でモノを触ると、満たされる気持ちになります。
ただ、バスケットボールを手のひらに感じると違和感を感じます。
「そうじゃない!」という気持ちになってしまいます。

手のひらの真ん中を自分の指や手で押したり触ったりするときに不思議になる事が1つあります。
それは「触られてる」という感覚になる事。
自分で触ってもいるし、触られてもいるのに、両方を同時に感じる事ができません。
そして、満たされる感覚になるのは「触られてる」と意識している時です。
「触っている」という事に意識を向けると、特にほっとするような感覚にはなりません。

これはぜひ、みんなにも味わってほしい不思議体験です。


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