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模様替えに失敗したかと思ったら

前々回に部屋に「考えが進む条件を満たす場所を作ろう」」という内容の記事を書きました。

今日はその準備の1つとして断捨離と模様替えをしました。
まず最初に手をつけたのは「視界に本が入らない状態」です。
部屋には扉のない3段のカラーボックスが2つあって、2つとも上段が本棚になっています。
オープンな棚だし、狭い部屋だからそこまで距離があるわけじゃない。位置関係もデスクの右斜め前に横並びで置いてあるし、私の視力は裸眼で1.5です。めちゃくちゃ見える。
ちらっと視界に入ると、やっぱり気になる。
復習しないとなぁと思っている今まで取った資格の参考書とか。
塾講師時代に買った5教科のドリルとか。
過去の「やろう。やらなきゃ」が詰まっている本棚。
優先順位が低いから今すぐやらないといけないわけじゃないけど、視界に入ると気になるんです。

これはダメだ!という事でクローゼットの中に入れてしまう事にしました。
断捨離したり、ゆったり目の収納をしてた衣類をきゅっと効率よくまとめて収納すると衣装ケースがからっぽになったので、それを出して変わりに本棚を入れました。

今、デスクに向かってパソコンを打つ私の視界にある本はデスク上にある「今読んでいる途中の本」しかありません。
なんとなく、壁に目を向けると白の面積がとても広くなった見慣れない部屋の景色があります。
本棚のあった壁側には出窓があって出窓にかけてるカーテンは大好きなマリメッコのリントゥコトのカーテン。

マリメッコ:リントゥコト

本棚が無くなると、リントゥコトの主張が更に際立っていて、次はリントゥコトが以前よりも気になるようになってしまいました。

あれ!こんなはずじゃ!!

と思いつつ、眺めてしまいます。
リントゥコトをカーテンにして2年半が経ちましたが、今改めて真正面から眺めても素晴らしい。
こりゃしょうがないな、と諦めて1度気のすむまで眺めていました。
白ベースに太めの黒のラインで描かれたデザイン。
基本色が塗られていないデザインですが、紫と赤と黄色の色で塗られた花があります。
紫色の絶妙な薄さ、赤色は「これが赤色です!」という気迫が伝わる鮮やかさ。

こりゃ見入ってしまってもしょうがない!

と気のすむまで見て、視界からリントゥコトを外した時に妙に頭がすっきりした気分でした。
そのまま少し考え事をしてみたんですが考え事に深く集中するまでの時間がいつもより短い気がします。

「視界に入ってしまってそれが気になる」という現象が「大好きでつい見入ってしまうもの」でも「手をつけていない罪悪感で気になる」でも「集中力を欠いてしまう」という結果をもたらしてしまうと思っていたんですが、どうやらそうじゃなくて「大好きでつい見入ってしまうもの」は気のすむまで見入ったあとは頭がすっきりして、その後の集中力が高まるかもしれない事に気付きました。

良かった。模様替えを失敗しちゃったかと思った。

こんな気づき方もあるんだな、と思ったので模様替えは少しずつ進めて、「考えが進む条件を満たした場所」をじっくり作り上げていこうと思います。


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