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続・受験サポートの覚え書き

といういきさつがあって、なるべくローコストに家で勉強をサポートしながら(というのが前回のおはなし)
小学校6年生から中学生向けの塾探しを始めました。

塾選びの基準

まず困ったのが、近所に塾がたくさんあって、指導人数も、経営規模もバラバラ。体験授業にいくにも、何を基準にチョイスしたらいいかわからない。

そこで、仕事先や、バレエ教室の先輩ママさんに『お子さんの塾はどんなところですか?』『どうしてそこを選びましたか?』と聞いてみました。
皆さんも塾選びには苦労されていて、失敗話も交えながら詳しく教えてくださいました。

色々お聞きして2つの視点がいるなと思いました。

・自分(親)の負担が、許容範囲内なこと。
・子どもと塾との相性が良いこと。

娘の場合

勉強は、やる気が出ないと仕方ない。やる気の出方って人それぞれなので、行ってみないとわからないんですよね…
体験授業や、長期休みの短期講習に参加させて、次のようなことを確認しました。

1.宿題・どれぐらいの量が出る?内容は予習か復習か?ちゃんとできそう?

2.指導方針・先生の教え方はわかりやすい?楽しく授業が受けられそう?

3.教室の雰囲気・リラックスして、勉強に集中できる?

このほかにも『清潔だけど、なんか匂いが気になる』『夕方になると自習室に人が増えて、話し声が気になる』『先生が怖くて緊張する』などなど。
些細だけど本人にとっては大事なことが色々あるんだな、と体験授業をしてみて気がつきました。

私の場合

お金の面はもちろん、アクセスのよさなど、サポートがしんどくならないように選ぶ基準が、色々ありました。

娘が体験授業に行ってみて『先生が面白くて、勉強が楽しい!』『〇〇ちゃんと一緒だったから、ここがいい!』と言っても、私がしんどいと気持ちよく応援ができません。

無料だからと安易に体験授業に行くのは危険だ…と思い、一人で入塾の説明資料をもらいに行って以下確認してきました。

1.授業料・1教科から受けられるところもあれば、3教科、5教科セットのところも。夏期講習費が通常の授業料に加算されるかどうか、などなど、塾ごとに異なるので、月額でなく、年間の額を確認。

2.教材費・入会時だけでなく、大概は追加の購入があるので、年間の額を確認。

3.欠席、振替、休会・手続きが煩雑で無いか?(これはバレエの発表会前でレッスンが増えた時に、先輩ママさんが調整にとても苦労してたので。)

4.送迎の要不要・帰りが9時、10時になる場合、安全に帰宅できる方法があるか?スクールバスがあっても、運休することも。その場合は送迎しやすいか、駐車スペースがあるか?

5.お弁当の要不要・夕食のお弁当を届けに行く人も多かったのですが、私にはそれはしんどいので避けたかった。休日に昼食を挟んだテストもあるので、近くに軽食を買えるお店があったら便利。

6.成績の管理・最終的に、学校の成績と模試の結果をもとに、受験する高校を選ぶので、偏りなくデータを集めて判定してもらえるかどうか。(学校の進路指導もありますが、セカンドオピニオンは大事)


我が家の選んだ塾

六年生の間に、体験講習を二校、短期講習一校をして、結果的に中学校入学時に入った塾は、こうなりました↓

・大手グループの集団クラス
・教科の選択ができる
・課題はウェブ配信動画を使った予習型
・スクールバスあり、無料Pあり、自転車で10分
・自習室は常時利用可、講師への質問可
・叱らず、ほめてやる気をのばす

私にとっては『授業を選べ』て、かつ『個別指導よりも授業料が安い』のが魅力でした。
娘も『先生が怒らない方が良い』『グループ授業の方が気楽』ということでした。

バレエを優先したい旨を予め相談して、全く嫌な顔をされなかったのにも安心しました。

受講をなるべく必要なものだけにさせてもらい、こうなりました。

中1
通常授業〉数学(週1コマ)
夏期講習〉国・英・数の3教科
10月〜冬期講習〉休塾※
春季講習〉3教科

※骨折のため。車椅子に乗って教室の階段移動ができなかった。

中2
通常授業〉数学(週1コマ)
夏期講習〜9.10月〉休塾※
冬期講習〉3教科
春期講習〉5教科

※10月に大きな舞台発表があり、練習多忙のため。模試のみ受験。

中3
1学期〉個別理数(週1コマ)+作文添削(通信講座)
中3の夏期講習〜〉5教科+作文添削

各教科の選択理由

5教科受講にしたのは中学三年生の夏からで、それ以前は教科ごとに、なぜこのように受講したか理由がことなります。
学期ごとに本人と話し合って、不安な科目のみ履修する。短期講習は次の学期からそれぞれを履修するかどうかの判断材料にする。という考え方でした。

数学
3年間通じて減らさず受講。
・小学校の頃から不得意科目だったため、塾で予習してから学校の授業を受けたかった。
・学校の指導にバラつきが大きかった。(『授業は教科書を読むだけ』『突然、難問の宿題が出る』『テストの平均点が上下する』など)

英語
短期講習で選択必須の場合のみ受講。
・本人の希望で、公文の英語を中3の6月まで続けていた。また、学校の授業が充実していたので、塾の必要を感じなかった。
・英検対策を自宅でしたかったので、塾の課題を増やしたくなかった。
・高校入試対策は中3の秋からスタートすれば間に合うと判断した。

国語
短期講習で選択必須の場合のみ受講。
作文添削は本人の希望で追加。
・学校の指導が充実していて、必要を感じていなかった。
・作文に時間がかかり、テストの解答が間に合わないので、コツを知りたかった。

理科
中2の春季講習を受講。その後中3の1学期に、個別学習で受講。
・学校の指導は充実していたものの、本人の理解が追いつかなくなったため、苦手な単元の復習をみてもらいたかった。

社会
中2の春季講習で受講。
・学校の指導が充実しており、自習がしやすい教科だった。
・中3の1学期から公文をやめて5教科受講に切り替えるか、その判断のために受講してみた。その結果、『理科は受けたいが、社会は必要ない』と本人が判断したため、5教科受講を夏からに見送った。

公立中学校の授業・課題のこと

「毎日の宿題がない」と聞いて心配していましたが、テストの度にワークブックやプリントなど、大量の提出物があったので、自習の材料には全く困りませんでした。
全教科分あわせると、1週間では終わらない量だったので、本来はこれを毎日やるのだと思います。(実際は2週間前から慌ててやりはじめてました。)

「先生の指導にバラつきが大きい」という話も聞いていましたが、これは実際にそうで、必要に応じて塾で補習をした方が安心だと思いました。

ただ、娘の場合は、国・理・社は、担当の先生方の指導が充実しており、自学自習もしやすかったそうで、塾の利用は最低コマ数にできました。先生方に感謝です。

英語も指導は充実していましたが、もしも公文を全くしていなかったら、理解が追いつかず、通塾の必要があったかもしれません。
他の中学校ですが、『英語の授業が苦痛で、英語嫌いになった。』というお子さんもいました。娘にとって、学校の授業が楽しかったのは幸いなことでした。

数学は、学校でも、塾でもずっと苦労していました。塾の予習無しで、学校の授業だけでは教科書の内容をほぼ理解できないと思う、と本人は言っていました。
塾のテストの成績は、はじめは偏差値40ぐらい。そこから中学校の3年間コツコツ勉強して、平均点よりちょっと上、偏差値50〜55になりました。

なお、授業の良し悪しとは関係なく、子どもが先生と相性が悪いために、その教科を嫌いになる。というケースもよく耳にしました。
そういう食わず嫌いな教科を、塾の先生にフォローしてもらう、という活用の仕方もあるようです。

さてあとは、たくさんある中から、どの高校を受験するか。
これまた長い話になりますので、また後日。


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