受験サポートの覚え書き
長女がこの春から大阪の某府立高校生になりました。
私にとって人生初の『受験生の親』期間が終わり、ホッとして、久しぶりのnoteを書きます。
とにかくバレエがしたい
我が家のある校区では、小学四年生ごろから塾に通う子が増えはじめます。
中学受験をしない家庭でも、そのあたりから、高校受験を意識しはじめるようです。
ところが、娘はバレエが何より好きで、全くやめる気が無かった。
(学年が上がるにつれて週2回、3回、4回とレッスンが増えていき、中2の頃には週12時間を超えました。)
バレエを優先すると、塾に行く時間と、正直お金が足りません。
かといって、お友だちが塾に通っている間、何もしないのは不安で仕方ないものです。
私が在宅で仕事をしていたため、なるべく家で勉強できる方法を探そう!とあちこちでアドバイスを求めました。
(バレエをやめさせたらどうか、という案もあったのですが、それはまた別のおはなし。)
こうして振り返ってみると、6年間たくさんの人に助けてもらいながら、手探りで進んできました。
快く相談に応じてくださった皆様への感謝をこめて、娘の成長に役立ったアドバイスを以下まとめます。
家庭学習のこと
1.自習教材の渡し方
まずは、算数が不得意だったので、計算ドリルをすることにしました。
小学校で担任の先生が教えてくれたコツは、『最初から一冊まるごと渡さないこと』
まずは全ページを切り離します。
●毎日、その日の分のプリント1〜2枚を渡す
↓(何週間か続けて習慣化してきたら)
●1週間分のプリントをフォルダに入れて渡す
↓(1〜2冊やり遂げたら)
●1冊まるごと渡す
こうすると、学習計画が立てられるようになる。
何故かというと、本人が見通しが持てる教材量だけ与えると『このプリントなら5分でできるな』→『この本なら一ヶ月でできるな』と、見通しを持つ力が成長するそうです。
そして『毎日少しづつやればできる』という、実績からくる自信がつきます。
実は、やりかけのドリルが何冊もあったのですが、この方法で一冊ずつ終わらせることができました。
2.教材の選び方
計算以外の勉強は、何をどうしたらいいか?元小学校教員だった友人にアドバイスをもらいました。
家では予習はせず、復習を中心にする。それも、一学年前のものを買います。
学校の授業を新鮮な気持ちで聞いて欲しい、というのが一番の理由でした。
そして、一学年さかのぼる事でこんなメリットもあります。
●子どもが一冊全部自分でできる(全ページに、習っていない単元が含まれない)
●忘れがちな事(漢字や単位など)を思い出せる。
●学校の授業ではやらないような、難しい応用問題にもチャレンジできる。
友人のおススメ教材から、我が家で買ってみて、良かったもの。
計算・漢字)ダイソーの100円ドリル
算数・国語)トップクラス・徹底理解編
理科・社会)自由自在
計算・漢字は、バラして1日1枚用に。時々くもんのドリルも使いました。
トップクラスは、週末や、夏休みで時間がある時だけ、私も一緒にやりました。一回1時間ぐらい。
チャレンジ問題は、難易度分けされていて、本人の実力よりちょっと上のものを選んでやったので、虫喰い状態でOKとしました。
理科・社会は、問題集はあまりやらなかったですが、学校の授業や宿題でわからないことを調べるのにとても便利でした。
3.英語の勉強
どうしても自宅学習できない教科が、英語でした。(家族が喋れないのに、市販の教材を買ってもちゃんと使える気がしなかった。)それで、ママ友の英会話教室に通いはじめました。
が、本人が会話が苦手なのと、『英語の、ことばのしくみをもっと知りたい』と言い出したので小学5年の秋から、公文に切り替えました。
一人でコツコツやるのが向いていたようで、中3の春まで続け、英検も5級からコツコツ受けて準2級まで取得しました。
英検対策は、5〜3級は、テスト付きの問題集一冊。準2級からはそれに英単語の参考書を追加しました。対話試験のコツや過去問はウェブで探して直前対策。
英検二級を取ると、大阪府立高校の入試で有利になるのですが、他教科の勉強も忙しくなって秋の英検受験を断念しました。(もう1年早くスタートするか、複数級の同時受験をしていたら間に合った?)
ちなみに、娘は学校よりも先の教材を学習しているのに、中学校のテストの成績は平均点〜ちょっと上、ぐらいでした。
原因がわからなくて、公文の先生に質問すると、『公文の勉強と、学校のテストは別物ですから、テスト勉強をちゃんとしないと点数は取れないんです。同じ質問をよく頂きますよ。』と。
本人に聞いてみると、先生の仰る通り、油断して英語のテスト勉強を全くしてなかった!
テストと授業のプリントを見直してから、少しずつ点数が上がったようです。
まとめ
長くなりましたが、小学校四年生から、六年生までやってみたこと。↓
・毎日の学校の宿題
・計算プリント1枚
・公文の英語をする。
・夏休みはスケジュールを組んで、トップクラス問題集にチャレンジする。
・英検受験(小6から年1〜2回ペース)
学校の宿題以外は、きちんと毎日とはいかなかったですが、ぼちぼち続けていました。
小学校の授業や宿題の内容が充実していたので、それが一番良かったと思います。学校全体として、学力の向上に意欲がありました。
ところが、六年生になると周りから『中学生になると毎日の宿題はない』『先生によって授業の良し悪しがある』と聞こえてきます。塾に行った方が良いのかなあ…と思いはじめました。
というところで、つづきはまた今度。
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