議論に負けないためには
議論に負けないためにはどうしたらいいだろう。
「他人を論破してもなにもいいことない!」なんて言われても、議論に負けるとやっぱり悔しい。自分から他人を追い込まないにしても、不愉快な思いはしたくない。
まず思いつくのは、堅牢なピラミッドストラクチャー。でも、議論なんて事前準備できるときもできないときもある。できるときは入念にピラミッドストラクチャーや想定QAをやっておけばいい。それはそれでいい訓練にもなる。
一方で、なんの準備もないときに、とりあえず負けない方法も探したい。
「勝った印象」を残したいときもある。
その手段のひとつとして、議論の構成の前に、議論のパーツを考えるという方法がある気がする。絶対あるいはかなりの確率で、否定されづらいパーツ。
そういうパーツを自分の議論に盛り込むほど、強い印象は高まる。
例えば「大義」。
・営利企業において、利益を求めること
・政治において、できるかぎり全員の幸せを追求すること
例えば「すべて、ではない」。
・すべての顧客の要望に応えることはできないこと
・すべての国民の不満を解決することはできないこと
一方で、こういうパーツだけだとそれは何も言っていないに等しい。あくまでたくさん盛り込んで、議論の印象を堅牢にしたり、相手の言葉をうまくかわす役割。議論の中身がなければ国会答弁になってしまう。
とは言え、中身のない人にやられないよう、自分も煙幕を張れるように、知恵を持っておくことは大切だ。
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