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第23回 MN杯【スタートチャージ5/勝利リュウセイ禁止ほか独自制限あり】開催後レポート

はじめに

ミツ(ウシミツドキ)です。
10/19の21時から、デュエル・マスターズ プレイスの非公認大会〈第23回 MN杯【スタートチャージ5/勝利リュウセイ禁止ほか独自制限あり】〉を開催しておりました。
この記事は第23回MN杯の開催後レポートとなります。


大会結果

参加者数は過去最多の16名(うち1名運営メンバー、1名途中棄権)。スイスドローBO1形式で、全29試合がスムーズに行われました。

第23回の優勝を勝ち取ったのは、【[水火自然] ドラゴンフレンド・カチュア】を使用された「K.」選手です。改めて、二度目の優勝、おめでとうございます!

優勝者デッキリスト

他の参加者のデッキタイプ内訳は以下の通りとなります。

各2名
【アダムスキー】
 
(【[水] タコンチュ型】【[水闇火] オールイエス型】各1名。このうち、【タコンチュ型】が準優勝)
【デュエランド】
 
(【[準水単] イッツ・ショータイム型】【[準水単] Dueland Castle mini(暴発型)】各1名)
【グレートメカオー】
 (【[光水] スパルタンJ型】【[光水自然] トリファリオン】各1名)
【シューゲイザー】
 (【[光水闇自然] プリンシュゲ】と【[水闇火] 現代版メタシューゲイザー】各1名。このうち、【メタシューゲイザー】はデッキリスト申告不備により棄権)

各1名
【[火] ドラッケン】(3位入賞)
【[光水] ロージア6投天門】
【[闇火] ゼロフェニックス】
【[闇火] テンザンソムニス】
(4位入賞)
【[闇自然] バロム】
【[水闇火] 禁断レッドゾーン】
【[水火自然] 超神星・ドギラゴン】

最新27弾環境前期となった第23回大会。そろそろ大会ナンバリングがパックナンバーに追いつきそうです。
27弾の目玉は《禁断 ~封印されしX~》ですが、スタートチャージ5的にはむしろ水文明の高レアカードが注目株でした。
特に新デッキの開拓が予期されたのは、SRカード《S級宇宙 アダムスキー》と《夢の変形 デュエランド》。【アダムスキー】はついにスタートチャージ5でもまともに狙えるようになったLOデッキで、【デュエランド】は《クリスタル・メモリー》や《超次元ガロウズ・ホール》などを採用可能な構築自由度に最速2ターンの速攻性まで兼ね備えたEXWINデッキです。どちらも幅広く用いられる受け札《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》のスーパー・S・バックを回避してフィニッシュできるのが魅力。
レジェンドカード《伝説の正体 ギュウジン丸》は、水文明が横並びするデッキならなんにでも入りうる全体除去持ちワールド・ブレイカー。【リキッド・ピープル】ほか【オボロセカンド】系デッキの強化札として期待が持てます。
水文明はVRカードも強力。デッキを選ばない呪文メタ兼攻撃阻害の《奇天烈 シャッフ》、バウンス除去を行いながら水獣の打点を一気に強化する《超奇天烈 ガチダイオー》、両方ともに非常に実用性が高く、水入りデッキの躍進が予想されました。

そんな中で優勝を勝ち取ったのは【ドラゴンフレンド・カチュア】。キーカードの《ドラゴンフレンド・カチュア》がLMN殿堂制度廃止に伴い1枚制限に指定された一方で、メイン踏み倒し先のひとつである《永遠のリュウセイ・カイザー》がMNO殿堂を解除されたことも手伝ってか、新弾カード非採用で駆け抜けてみせてくれました。
《月光電人オボロカゲロウ》の手札交換に《クリメモ》の確定サーチをくっつけることで《ドラフレ》を引き込む基盤は健在。今回新たに入ったMNO殿堂カード《ホーガン・ブラスター》は、同プレイヤーが通常ルールでも【ドラフレ】に採用されているカードで、スタ5では受け札になりつつ最速1ターン目に《ドラフレ》や《永遠》《不敗のダイハード・リュウセイ》が着地可能。STで詠唱した際も含め、完全にハズレとなるのは《キリモミ・ヤマアラシ》くらいでしょうか。スタ5MN殿堂構築のロジックに、通常ルールのノウハウが加わっていることが見てとれます。

一方、惜しくも準優勝となったのは【タコンチュアダムスキー】。《電脳の女王 アリス》や《クゥリャン》を用い、スタートチャージ10における往年の【キャントリップビート】にも似た展開をしつつ、《宇宙 タコンチュ》でコマンド化し《アダムスキー》で一気に山札を削りに行けます。サブフィニッシャーには《リンクウッドの龍変化!》+《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》のまさしく「プランB:殴り勝つ」も組み込まれていました。《タコンチュ》+《アダムスキー》というパッケージ自体もかなり出張性が高く、これがカードプールに存在しているだけで【グレートメカオー】や【リキッド・ピープル】といった水軸デッキは常にLOをちらつかせられるようになりました。その影響力は非常に大きいといえるでしょう。
続いて3位は【ドラッケン】。《キャプテン・ドラッケン》でファイアー・バードを踏み倒すデッキで、《ストライク・アメッチ》が初動札となることもあり私も注目していたデッキタイプでしたが、今回入賞された方のデッキは言うなれば《ゴーオン・ピッピー》軸。《ストライク》の革命2に頼らずとも、《カモン・ピッピー》や《翔竜提督ザークピッチ》といったハンターやドラゴンを併せ持ったファイアー・バードをSA化、一気に殴り勝つことができます。もちろん《ストライク》もドラゴンなので、《ゴーオン》と相互にSA化が可能な点も要注目でしょう。《ザークピッチ》は相手ターン中なら《デッドブラッキオ》のS・バックに便乗して展開可能なのも強み。
4位入賞の【テンザンソムニス】は、スタートチャージ5には珍しい、墓地に大量のクリーチャーを溜め込んで戦うデッキです。《不吉の悪魔龍 テンザン》を《ヤマアラシ》でSA化して3打点を叩き込みつつ一気に墓地肥やし、次ターンに《夢幻大帝ネロ・ソムニス》から4以下闇獣や侵略獣を絡めてフィニッシュを狙います。《オボロカゲロウ》の2+《ヤマアラシ》《テンザン》の4でちょうど6コスになる点も見事。

このほか、上位入賞こそ逃したものの、注目すべきデッキを3つ紹介します。
まずは【超神星・ドギラゴン】。《逆転のオーロラ》の大量ブーストを起点に、《燃える革命 ドギラゴン》の革命2を《無限龍ファタル・スパイラル》で何度も使い回し、耐えるしかなくなった相手を《最終龍理 Q.E.D.+》や《超神星グランドクロス・アブソリュートキュア》で攻め立てるデッキです。スタ5のデッキは全体的に攻めっけが強く妨害や防御を重視しない傾向があるので、コンボが決まればまず間違いなく脅威となるでしょう。
続いて【Dueland Castle mini(暴発デュエランド)】。ネタ性の強い参加者の方のデッキですが、《海魔城 ティーツー》や《星龍パーフェクト・アース》で《デュエランド》をST化し暴発させる、というコンセプトは非常に痛快。《イッツ・ショータイム》に頼らない踏み倒し召喚ギミック自体、私としては完全に盲点でした。同ギミックで《マーシャル・クイーン》などと組み合わせて自己暴発を狙うのも、一風変わった【デュエランド】となり面白いかもしれません。
もう1つは【バロム】。超軽量デーモン・コマンドである《天斬の悪魔龍 ジュランデス》に、《進化設計図》で集めた進化デーモンを乗せていくデッキです。早期から《悪魔龍王 デストロンリー》で全除去が飛び、《悪魔神バロム・ロッソ》で全除去+大量ハンデス、最終的に《悪魔龍王 ドルバロムD》が構えている、まさに全体除去の嵐。瞬発力に欠ける横並べ系デッキ、それこそ【アダムスキー】や【白龍連鎖】にはまず間違いなく天敵となりうるポテンシャルを秘めています。フィニッシャーとして《悪魔神バロム・クエイク》や《悪魔神王バルカディアス》などの採用も考えられ、今後の活躍には期待大でしょう。

今回は運営体制変更後最初の大会でしたが、参加者も過去最多の16名で、上々も上々の再スタートとなりました。
上に挙げた以外にも、《伝説の禁断 ドキンダムX》採用で3-1を決めた【禁断レッドゾーン】、《銀河大剣 ガイハート》コンビ殿堂後の《神聖貴 ニューゲイズ》を迎えた【天門】といった新環境らしい顔ぶれに、【トリファリオン】【ゼロフェニ】【メカオー】【シューゲイザー】まで出揃い、デッキを確認している時点でも果たして誰が優勝するのかまったく予想がつきませんでした。
次回大会では果たしてどんなデッキが勝ち上がるのか、あるいは【ドラフレ】が【アポロヌス】以来の2連覇を果たすのか、非常に楽しみです。


MN殿堂(禁止・制限)について

スタートチャージ5という特殊な環境下でのデュエルを楽しんでいただくため、「MN殿堂」と称し、全3種の禁止・制限ルールを施行いたします。


MNオーバー殿堂

MNO(オーバー)殿堂に指定されたカードは、デッキに1枚までしか採用できません。

今回、新たにMNオーバー殿堂に指定されるカードはありません。


MNプレミアム殿堂

MNP(プレミアム)殿堂に指定されたカードは、デッキに1枚も採用できません。

今回、新たにMNプレミアム殿堂に指定されるカードはありません。


MNコンビ殿堂

MNコンビ殿堂に指定された組み合わせは、同時にデッキに採用することができなくなります。

今回、新たにMNコンビ殿堂に指定される組み合わせはありません。


MN殿堂解除

環境やカードプールの変化を鑑みて、制限が緩和、もしくは解除される場合があります。

今回、MN殿堂を解除されるカード・組み合わせはありません。


MN殿堂まとめ


次回開催(第24回 MN杯)について

開催日時

エントリー開始は11/3の0:00、開催は11/17の21:00を予定しております。
慣例に従えば11/16(土)の開催予定でしたが、BATTLE ARENA 2024 AUTUMNと時間が被り、また11/18(月)はミノバトのスタートチャージ5公認を開催予定であるため、MN杯は日曜夜の開催となります。

大会形式

スイスドローで開催いたします。
今回同様、参加者数が8名以下であるならBO3、9名以上ならBO1となります。


お知らせ

Discordサーバー

現在、スタートチャージ5の対戦・デッキ構築相談などを目的としたDiscordサーバーを運営しております。
Twitterやnoteの投稿など告知事項の共有も行っております。
よければご参加ください。


おわりに

第23回開催後レポートは以上となります。
MN杯は今後も開催を続けてまいります。
皆様のご参加をお待ちしております!

  MN杯主催者 ウシミツドキ

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