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第22回 MN杯【スタートチャージ5/勝利リュウセイ禁止ほか独自制限あり】開催後レポート

はじめに

ミツ(ウシミツドキ)です。
9/21の21時から、デュエル・マスターズ プレイスの非公認大会〈第22回 MN杯【スタートチャージ5/勝利リュウセイ禁止ほか独自制限あり】〉を開催しておりました。
この記事は第22回MN杯の開催後レポートとなります。


大会結果

参加者数は主催者を含め8名。スイスドローBO3形式で、全12試合が行われました。

第21回の優勝を勝ち取ったのは、【[光水] 天門】を使用された「ちーず刑期」選手です。改めて、優勝おめでとうございます!

優勝者デッキリスト

他の参加者のデッキタイプ内訳は以下の通りとなります。

【[光水] メカオーゼロフェニ】
【[光闇] ネロ天門GOLDEN】
【[光火] ドラゴン連鎖】
【[光火] 雑 THE FINAL + 追加1打点(ヤマアラシ入りTHE FINAL)】
【[水自然] 手札全部捨てろ 生前葬だ(ニューゲイズキリコ・ムーン)】
(3位)
【[光水火自然] ギフトニューゲイズ】
(準優勝)
【[光水火自然] キズナストーム】

PLAY'S CHRONICLE PACK環境後期となる第23回。前回からのカードプールの変化のうち、影響のあるものは以下の通りとなります。
《ニコル・ボーラス》がMNP殿堂入り。
《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》がDP殿堂解除。
《魔光蟲ヴィルジニア卿》がDP殿堂解除、かつアッパー調整。
《ブレイブ・ルピア》、《統率するレオパルド・ホーン》、《クリスタル・ツヴァイランサー》がナーフ解除。
《モノノフ・ルピア》がアッパー調整。
他にも数枚ありますが、スタートチャージ5環境にはあまり関与しないものとしてみなし、割愛します。

このクロニクル後期において優勝を勝ち取ったのは【ヘブンズ・ゲート】。《神聖の精霊アルカ・キッド》をキーカードとした、いわゆる【アルカキッド天門】です。最速ムーブは6マナ《ヘブンズ・ゲート》《アルカキッド》《龍聖霊ウィズダムフェウス》ですが、1ターン目《アルカキッド》、2ターン目《ホーリー・スパーク》手打ちでも踏み倒し先の聖霊王次第で十分に相手を封殺できます。
今回優勝したリストでは、踏み倒し先に《聖霊王アルファリオン》を採用することで、《アルカキッド》抜きでも《天門》からのブロッカー連続展開でG・ゼロを達成、ロックを仕掛けられるように調整されています。その他にも、《コアクアンのおつかい》にくっつきつつ《ギフト》を機能停止させる《剛厳の使徒シュライバー》、非進化6コスブロッカーでありながら革命2で呪文ロックを行えるエスケープ持ち《時間龍 ロッキンスター》、登場時に破壊耐性を自己付与しつつ長期戦にもつれ込めばマナ武装5による除去も行える《護英雄 シール・ド・レイユ》と、《アルファリオン》への道を作るための独自チューンが目立つ、この優勝者らしいリストといえましょう。
準優勝の【ギフトニューゲイズ】は、デッキ内のクリーチャーを《神聖貴 ニューゲイズ》含む5種15枚に絞った、非常に思い切ったデッキ。残りの枠はすべて《ギフト》のほか受け札とリソースに割き、早期着地した《ニューゲイズ》の強みを押し付ける構築になっています。S・トリガーケアは《不敗のダイハード・リュウセイ》のシールド焼却と《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》のマナ送りで賄い、自分は《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》と19枚のS・トリガーで反撃に出る、シンプルかつそれゆえに強力な48枚に仕上がっていました。3位入賞【キリコ・ムーン】でも《ニューゲイズ》がメインアタッカーとして据えられており、《ギフト》+《ニューゲイズ》の凶悪さをまざまざと見せつけられました。
他の参加デッキで注目すべきは【ドラゴン連鎖】でしょうか。いわゆる【白単連鎖】ギミックでドラゴンを並べ、《幻獣竜機ボルパンサー》《アポロ》《時の革命 ミラダンテ》《アルファリオン》で詰めるデッキです。【白単連鎖】ギミックは道中にマナ武装獣《深紅の精霊龍 レッドローズ》が挟まるためスタートチャージ5には合わないと考えていたのですが、《光神龍ラル・アブゾーバー》の採用やブロッカー《聖霊竜騎ボルシャリオ》のフル投入によって、無理に1ターン目に連鎖させる必要はないという方向性を見せていただけました。新弾では《歴戦の精霊龍 カイザルバーラ》も実装されたため、さらに構築を洗練させていけば上位入賞も十分に狙えるポテンシャルを感じました。

このレポートが投稿される時点で、既に最新第27弾が実装され、《伝説の禁断 ドキンダムX》や《ミラクル・ミラダンテ》などが通常ルールで活躍しています。
次の第23回MN杯、果たしてどんなデッキが姿を見せるのか、非常に楽しみです。


MN殿堂(禁止・制限)について

スタートチャージ5という特殊な環境下でのデュエルを楽しんでいただくため、「MN殿堂」と称し、全4種の禁止・制限ルールを施行いたします。


リミテッドMN殿堂

今回をもって、LMN殿堂を廃止いたします。
詳しくは第12回開催後レポートの「リミテッドMN殿堂の継続について」をご確認ください。

指定されていた《ドラゴンフレンド・カチュア》および《幻想妖精カチュア》は、それぞれMNO殿堂に指定、またはMN殿堂を解除いたします。
「MNオーバー殿堂」「MN殿堂解除」をご確認ください。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。


MNオーバー殿堂

MNO(オーバー)殿堂に指定されたカードは、デッキに1枚までしか採用できません。

LMN殿堂に指定されていた《ドラゴンフレンド・カチュア》はいわゆるハンターサポートであり、純粋な出力の強化こそ見込めないものの、確定サーチカード《クリスタル・メモリー》の実装、メタクリーチャーを幅広く受け入れられる構築の柔軟性といった無視しがたい強みがあります。加えて、直近の第21回MN杯においてLMN殿堂に対応しながら3位入賞を果たしていたことからも、このままMN殿堂を完全解除することは非常に危険であると判断いたしました。
《ドラゴンフレンド・カチュア》をMNO殿堂に指定します。

第23回大会からは、デッキに1枚までしか採用できません。


MNプレミアム殿堂

MNP(プレミアム)殿堂に指定されたカードは、デッキに1枚も採用できません。

今回、新たにMNプレミアム殿堂に指定されるカードはありません。


MNコンビ殿堂

MNコンビ殿堂に指定された組み合わせは、同時にデッキに採用することができなくなります。

第21回から第22回にかけ、《神聖貴 ニューゲイズ》はその高いフィニッシュ性能でグッドスタッフやビートダウンのアタッカーとして活躍してきました。
主軸とするのはドラグハートであるため、汎用性の高い防御札である《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》による抑止を期待していましたが、《ギフト》による高速着地から《銀河大剣 ガイハート》装備→《真聖教会 エンドレス・ヘブン》設置、さらに次ターン《熱血星龍 ガイギンガ》と《真・天命王 ネバーエンド》による猛攻を耐え切れるデッキはごく僅かであり、むしろ初手に《デッドブラッキオ》を持っているかどうかの勝負となりかねません。
しかし一方で、《ニューゲイズ》の汎用性は《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》や《ν・龍素王 Q-END》といったカードを利用するデッキに、アタッカー以外の役割で多大な影響を与えうるものです。加えて、スタートチャージ5と相性のいい《ニューゲイズ》を単にMNO・MNP殿堂とすることは、「スタートチャージ5を楽しむ」というMN杯の理念に反するものといえるだろう、と考えました。
現在、通常ルールのND環境では、《エンドレス・ヘブン》や《革命槍 ジャンヌ・ミゼル》《龍魂城閣 レッドゥル》《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》が健在であるにもかかわらず、《ガイハート》が不在であるがために《ニューゲイズ》はその姿を消しています。これをそのままスタートチャージ5環境に当てはめられるわけではありませんが、《ニューゲイズ》のフィニッシャー運用において、《ガイハート》の不在が大きな足枷になることは明瞭です。《レッドゥル》でのリペアから早期《ネバーエンド》の凶悪性こそ無視できないものの、打点を《ギフト》と《ニューゲイズ》に頼っていたデッキについては十分にキルターンを抑制できるものと考えられます。
以上の理由から、《銀河大剣 ガイハート》《神聖貴 ニューゲイズ》をMNコンビ殿堂に指定します。

第23回大会からは、デッキに同時に採用できません。


MN殿堂解除

環境やカードプールの変化を鑑みて、制限が緩和、もしくは解除される場合があります。

LMN殿堂に指定されていた《幻想妖精カチュア》は、5月時点で5コストから7コストにナーフされていました。スタートチャージ5において、これは1ターン目に召喚できるという非常に大きな優位性の喪失となります。アンケートでも、それを理由としてか《カチュア》の殿堂解除を望む声がたびたびみられました。
現在、《カチュア》を運用する場合、1ターン目に《ギフト》を消費しつつパワー3000のクリーチャーを残すか、2ターン目に《キリモミ・ヤマアラシ》を経由してSA化させ起動するか、または1ターン目に両方を使って起動するかのいずれかであり、運用性という観点からはまったく現実的ではありません。主な踏み倒し先である《邪帝類五龍目 ドミティウス》と《偽りの王 ヴィルヘルム》がいずれも1枚制限となっていることもそれに拍車をかけます。
他方、《ギフト》を軸としつつ《魔龍バベルギヌス》と《ヴィルヘルム》で相手を縛り、フィニッシャーに《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》を据えた重量級ドラゴンコントロールという運用法も考えられ、危険視していた「山札からの確定リクルートによる、MN殿堂の無価値化」が再びなされてしまう可能性もあります。
実際にどれだけの影響があるかは不明瞭ですが、非公認大会の独自制限ルールであるMN殿堂は毎月改訂の機会があるため、解除後すぐに再指定することも可能です。これまでのアンケート結果を重く見る形で、今回の改訂を行うことといたしました。
《幻想妖精カチュア》のLMN殿堂指定を解除します。

第23回大会からは、デッキに4枚まで採用できます。

アンケート結果、および環境の変化を鑑みて、もう1枚、MN殿堂指定を解除いたします。

初期のMN杯で危険視されていたのは、防御不利・先攻有利のスタートチャージ5において、素早く相手の攻め手・守り手を封じつつ殴り勝つワンショットでした。【アポロヌス・ドラゲリオン】【エンペラー・キリコ】【ドラゴンフレンド・カチュア】【バルガライゾウ】などがその代表格です。
現在、踏み倒しカード《エンペラー・キリコ》《ドラフレ》《超天星バルガライゾウ》はいずれも禁止・制限、【アポロヌス】はフィニッシュ手段そのものの脆弱性が突かれるなどといった理由から下火であり、また汎用性・信頼性の高い除去兼受け札として幅広いデッキに《デッドブラッキオ》が採用されるようになるなど、当時とは大きく環境が変化しています。以上の理由から、単体でのタップインおよびSA付与を兼ね備えたクリーチャーであっても、現環境においては過剰な脅威とはいえないものと判断いたしました。
《永遠のリュウセイ・カイザー》のMNO殿堂指定を解除します。

第23回大会からは、デッキに4枚まで採用できます。


MN殿堂まとめ


次回開催(第23回 MN杯)について

開催日時

エントリー開始は10/5の0:00、開催は10/19の21:00を予定しております。

大会形式

スイスドローで開催いたします。
今回同様、参加者数が8名以下であるならBO3、9名以上ならBO1となります。


お知らせ

運営メンバー拡充

前回の開催後レポートで告知いたしましたとおり、MN杯は運営メンバーを募集しておりました。皆様、ご協力ありがとうございました。

募集の結果、ご応募いただいた雪(@yuki_yuki_v)さんに、MN杯運営に携わっていただけることとなりました。
より改善と発展を続けていくMN杯を、今後ともよろしくお願いいたします。


MN杯ロゴマーク設定

このたび、MN杯のロゴを作成いたしました。

MN杯ロゴマーク

これまでは《緑神龍バグナボーン》をそのままアイコンとしておりましたが、今後も活動を続けていくうえで、よりわかりやすく一目でMN杯とわかるアイコンが必要であると考え、作成することといたしました。
今後、TwitterアカウントやTonamelの大会アカウント、Discordサーバーなどで運用していきます。
それに伴い、Discordサーバーのアイコンの定期更新は停止いたします。ご理解のほどよろしくお願いいたします。


Discordサーバー

現在、スタートチャージ5の対戦・デッキ構築相談などを目的としたDiscordサーバーを運営しております。
Twitterやnoteの投稿など告知事項の共有も行っております。
よければご参加ください。


おわりに

第22回開催後レポートは以上となります。
MN杯は今後も改善を重ね、スタートチャージ5を気軽に楽しめる場として開催を続けてまいります。
皆様のご参加をお待ちしております!

  MN杯主催者 ウシミツドキ

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