台風15号被災地のお手伝い「#おこまりごと千葉」
FUKKO DESIGNの発起人の一人、木村充慶(みつよし)と申します。
普段はTBWA HAKUHODO という広告会社で、企業の広告制作やPRのお手伝いをしております。
初めての投稿ですが、現在進めているお手伝いのお話です。
先週の台風15号の影響で、千葉県全域で多くの被害がありました。
被災エリアの中でも南房総では特に情報が錯綜していると聞き、私としても何かできないかと思い、館山にいる友人などに連絡。先週の12日(木)から16日(月)にかけて現地に入り、情報発信のお手伝いをしてきました。
詳しい話はwithnewsさんに寄稿したので、そちらをご覧ください。
上記の記事にも書きましたが、今回訪れた南房総エリアでは停電の影響もあり、情報が行き届かず、思うような支援が行き届いていませんでした。
そこで、地元のニーズと、支援したい気持ちをうまく繋げられないかと思い、「bosyu」というWebサービスを使ってみることにしました。
「bosyu」はTwitterやFacebookを使って、簡単に仕事募集の情報をSNSで広げることができる「CtoC」のサービスです。
本来は普通の仕事を募集するものですが、「○○に水を持ってきてくれる方募集」、「○○で屋根の修理をしてくれる大工経験者募集」などと投稿すれば多くの人に救援情報が広がり、支援したい人とマッチングするのではと考えました。そこで、被災状況をSNSで発信している地元の方と一緒に活用することにしました。
当初は物資の支援などに使っていましたが、想像以上に多くの人から支援したいとのメッセージをいただきました。
しかし、被災地の状況はすぐに変わります。
はじめた翌日には物資は押し寄せました。すると、物資はすぐにいっぱいになり、”物”の支援ではなく、山間部に住んでいる高齢者の方に物資を届けたり、被害のあった建物を修繕したり、”人”の支援が必要になりました。そこで”人”の募集を集中的に行いました。しかし、このような情報は地域で短い期間で地域の人で解決できることで、なかなかうまく使われませんでした。
現在は、緊急的な対応だけではなく、少し先を見据えた支援の必要性が出てきています。農家のビニールハウスは壊滅的な被害ですし、漁業関係者についても船や施設に大きな被害があります。それらをどうするか。一般のボランティアの方は物を片付けたりはできますが、専門的な知識を持っている方はそう多くはありません。専門的な知識もある技術者が一番ですが、地元には決して多くありません。そこで、bosyuを使い、現在、県外を中心に支援者を募集しているところです。こちらは地域というよりは県外への発信が必要になるので、bosyuが役に立っています。
まだまだ始めたばかりですが、次第に地元の人も効果を感じてくれています。考察についてはまた改めてしますが、次の投稿では、実際のbosyuで集まった募集内容を紹介します。
FUKKO DESIGN 木村充慶