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【実務】集客方法について
こんにちは。
田舎のひとり不動産屋みつです。
このnoteは、人口2.7万人の田舎で独立開業して10年目の私が、
田舎の不動産屋の歩き方をお伝えします。
これから不動産業を開業したい方、開業予定の方のお役に立てば幸いです。
私が田舎で不動産屋を開業して、継続できている理由の1つが
集客にお金をかけなかったことだと考えています。
本日は私の集客方法についてお伝えいたします。
広告宣伝媒体について
開業当初、広告宣伝費をかけられなかったため、
不動産ポータルサイト(at homeやsumoなど)への物件掲載は行っていませんでした。
現在もその方針を継続しており、自社HP、県の空き家バンク、SNS(Instagram、LINE)のみを広告媒体として活用しています。
売主の集客について
現在、売主の集客は紹介が主流となっています。
そのほかは、ルーティーンワークとして開催してる
”不動産について、少人数のおはなし会”からの個別相談です。
おはなし会についてはこちら
おはなし会からの個別相談では、潜在的な顧客集客効果が見込めます。
将来的な売却を視野に入れた相談が多く、広告としての即効性は低いものの、数年後に受託につながるケースがあります。
買主の集客について
開業当初は地域内アパートやマンションへのポスティングが中心でした。
現在では、Instagramに力を入れています。
週3回の定期投稿とストーリーズで、業務内容(物件調査の様子など)や地域情報(新店舗や飲食店情報など)を発信しています。
地元企業からの信頼を得て、会社所有物件の売却依頼や従業員紹介につながることもあります。
Instagramは地域密着型の不動産仲介業者と相性が良いと実感しています。
また、取り扱い物件数を増やすことよりも、成約率を上げることが重要と考えています。
取り扱い件数が多いほど負担が増えるため、常時30件(HP掲載20件、非掲載10件)を基準とし、それ以上は質の低下を防ぐため調整しています。
ホームページ整備について
唯一お金をかけたのはHPの整備です。
HPを「営業マン」と捉え、明るく親しみやすいデザインを重視しました。
制作費は補助金を活用し、約100万円を投資。
買主・売主から「見やすさ」や「信頼感」を評価される結果となり、受託にもつながっています。
また日々の情報の鮮度が重要と考え、簡単に更新できる仕様を採用しました。
SEO対策よりも、ポスティングチラシやInstagramを活用し、HPやLINE登録を促しています。
まとめ
HPの見栄えとして取り扱い件数が多い方がいいですが、
取り扱い件数を増やすことに固執せず、成約率を上げることが重要です。
効率的な広告媒体の活用と顧客ニーズの深掘りに注力することで、
個人の不動産仲介業者でも効果的な営業が可能と考えています。
田舎の空き家問題の解決には、不動産屋の力が不可欠です。
田舎の空き家問題解決に取り組む同士を増やすため、
情報発信をしていきますので引き続きよろしくお願いいたします!