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田舎の不動産屋あるある
こんにちは。
田舎のひとり不動産屋みつです。
このnoteは、人口2.7万人の田舎で独立開業して10年目の私が、
田舎の不動産屋の歩き方をお伝えします。
これから不動産業を開業したい方、開業予定の方のお役に立てば幸いです。田舎の不動産屋の歩き方
不動産業界にも「あるある」はたくさんありますが、
その中でも「田舎の不動産屋」特有のあるあるをお伝えします。
1. なんでも相談所と思われがち
田舎の不動産屋は、単なる土地・建物の売買仲介にとどまりません。
地元の人からは「なんでも知ってる人」と見られ、空き家のリフォーム相談や相続の悩み、さらにはご近所間、親族間のトラブルまで、さまざまな相談が持ち込まれます。
もちろん多種多様な相談にに対応できるようになれば、信頼を得ることにつながります。
ただ、きちんと線引きをした上で対応をしないと、トラブルに巻き込まれてしまうことも…
開業当初の私は、感情を入れすぎて、気力も体力も奪われることが多々ありました。
「プロとして」できることは精一杯、できないことは断る勇気を持つことが大事です。
2. 広告より口コミ
田舎では、ネット広告やポータルサイトの掲載よりも、近所の口コミの影響力が絶大です。
「○○さんが紹介してくれたから」という理由で契約につながるケースも少なくありません。
仕事に直接関わりがないと思っても、町内会や地元のイベントに積極的に参加することで、まわりまわって仕事のご縁がつながることがあります。
ちなみに私は、開業から今まで、広告宣伝費はほぼ0円です。
SNSを活用していることも要因ですが、ありがたいことに新規のご依頼はほとんどご紹介です。
地域の人との関係を築くことが広告の第一歩となります。
3. 物件情報が表に出ない「水面下取引」が多い
都市部と違い、田舎の物件はネットに掲載されないケースが多く、「知る人ぞ知る情報」が飛び交っています。
地元の人しか知らない売却予定の土地や、代々続く家系の相続問題など、不動産屋はこうした情報のハブ的な役割を担っています。
やはり、重要なのは地域の地主さんや農家さんとの関係づくり。
日常の世間話から「売りたい」「貸したい」という声を拾うことが大切です。
まとめ
田舎の不動産業は、単なる物件の売買仲介を超えて「地域の相談役」としての役割を担う仕事です。
ネットや広告に頼るだけではなく、地元の人々と深く関わることで信頼を築くことが大切です。
地域に必要とされる不動産屋であり続けたいと思います。
田舎の空き家問題の解決には、不動産屋の力が不可欠です。
田舎の空き家問題解決に取り組む同士を増やすため、
情報発信をしていきますので引き続きよろしくお願いいたします!