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グスタフ・クリムト / メトロポリタン美術館
なにげない積み重ね|エッセイ
『東京喰種:re』の最終話のいっこ前を見ていて、号泣して気づいたことをメモする。
日々の生活というものは、1つ1つ小さな出来事の積み重ねでできている。
例えば、朝起きてすぐの温かい布団のぬくもりとか、ゴボウが余っていたから唐揚げにしてみたら美味しかったとか。
後で振り返ってみると、そんなちいさな出来事の1つ1つが愛おしく、その小さなことが重なり“あの頃の特別な思い出”となるのだろう。
それをぽこん、ぽこんと物語のなかにはめ込んで、立体的に伝えられたら、読む人も同じ思い出を共有して感動が生まれる。
だから私も号泣するのだ。
亜門さんの最後の語りがすごくよかったという話でした。
【あとがき】
最近は本や映画、アニメを見る時「物語を書く」という視点で見るようになってきている。オチはなんだとか、誰が本当の悪かとか、主人公の何が周りを動かしたのか?とか。
でもこうやってエンタメを見ても面白くなくなるから、1回目は純粋に楽しむ、そのあと検証する、とかにしてみようかな。
他の書く人の頭の中をみてみたい。
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