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人が一生で涙する時間が19日間ですむとは思わない|エッセイ

記事か何かで「人が一生で涙する時間は19日」というものを見た。

私は涙腺がとにかく緩く、映画の泣くべきところではすべて涙し、結婚式場のバイトでは、お料理を運びながら新婦の手紙に涙し、15秒の感動ものCMでも泣く。

自分に関わらない事柄でこれだけ泣くのだから、自分に関わることになるとさらに泣く。
母に怒られては泣き、仕事中上司に訴えたいことがあると泣きながら話し、友達とケンカしながら泣いて、彼氏に振られれば洪水となる。

とにかく感情の動きととともに涙がでるのだ。

10、20代のころは、心の弱さのせいだと自分を責めていたが、そこそこ強くなった30代でもよく泣いたし、今も泣き続けているのでこれは私の特徴のひとつだと捉えている。

そんな事を考えていたら昔の悲しいことを思い出してちょっと涙がでてしまうが、日々泣きまくっている私にとって涙はそこまで重要なものではなく、息をするように、感情の動きのおまけにちょろりと出るものだ。

泣き虫属性のわたしには、一生で涙する時間が19日では到底足りない。



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稲橋 閃
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