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noteがSNS化して苦しくなったので距離を取り始めた
noteをしばらく更新していなかった。
こんなに止めていたのは初めて。
単純に飽きたというか、嫌になったというのが本音である。
理由はnoteがSNS化したこと。
私は前からTwitterなどのSNSがすごく苦手で、他人の文書に深くダメージを受ける。
noteは楽しくて続けていたのだが、次第に読者の方も増え、自分がオランダに住んでいることもあり、オランダ在住の方の記事をよく目にするようになった。
そのほとんどがオランダ在住5年未満の方で、キラキラしていて楽しそうで、私には眩しく重かった。
私のオランダ生活は一切キラキラしておらず、平凡な毎日。
意識高いわけでもなく、専業主婦として家事と育児に専念している。
そんな私がキラキラした人たちの記事を見ると苦しくなった。
苦しくなったと共に、私が共感したり話をして楽しいと思える人はnoteにはいないのかもしれないと思うようになった。
私が楽しく過ごせるのは現実で会う昔の先輩や、家族や、子供関係で知り合ったママたちだ。
その人たちとのコミュニケーションが心地よくて、そうするとnoteに何かを書く意味を見いだせなくなった。
リアルな生活では、自分がオランダに5年住み、他国に住み、またオランダに出戻ってきて一年半くらい、という身なので、新しく知り合った友人は日本からオランダに来て2年未満の方ばかりだった。
そうするとやはり彼女らはキラキラしていて、私のオランダに対する特に熱くもない感情は彼女たちには理解されなかった。
だから徐々に彼女たちからも距離を取り、今はほぼ定期的に会う友達がいなくなったが、メンタルの調子は良くなった。
オランダに来て間もない人たちと話すと、自分が先輩ヅラしていて、それがなんだか気持ち悪かった。
それはオランダでは通用しないとか、そんな甘くないだろうとか、それはオランダの常識的にはちょっと、と思うことが多々あり、その度に指摘したくなったがせずにいて、モヤモヤするくらいなら、付き合わないほうがいいと思った。
私のオランダ生活は合計で7年余りになるが、決してキラキラしたものではなく、もがき苦しんだものであった。
いい仕事に就くため死ぬほど努力もしたし、英語もオランダ語も身につけて、仕事を失って帰国を迫られることもあったし、オランダ人の元彼はモラハラだったし、失敗もたくさんして、オランダ人の家族との付き合いもキツかったし、苦労はしたと思う。
運良くいい夫に出会い、子供にも恵まれ、最近は2年遅れで結婚式をしたこともあって、オランダに永住するのも悪くないと思えるようになった。
私にはささやかな幸せがあり、穏やかに暮らしていくために、SNSや現実世界で知り合ったキラキラした人たちと自分を比べないようにしたほうがいい。
それがnoteや現実世界の一部の友人から離れるということであった。
ありがたいことに自分の記事を読んでくださる方が増え、コメントまでいただけるようになった。
以前はnoteに書くことが自分の心のセラピーとなっていたが、今は変わってしまった。
オランダ在住の人たちだけでなく、ワーママの記事なども目に触れる機会が増え、それも私を苦しめてしまった。
専業主婦になって早や一年半。
専業主婦が今のベストだと思う反面、働いたほうがいいのではないかとも思い、葛藤している。
葛藤している時はやはりワーママの記事が苦しい。
働いている人がキラキラして見える。
これもまた、現実世界で会う子持ちの先輩たちと話をして、私はしばらく専業主婦でいても大丈夫、子供がもう少し大きくなったらパートタイムで細々と働くのを目標にして大丈夫なんだと自分を肯定している。
たまに血迷って今でも時々CVを送ってみたりしているが、本腰を入れてないからかいいお返事をいただくことはない。
仕事はご縁なので、自分がreadyになったときにきっといい仕事に巡り会え、仕事も家庭もうまく両立できるような機会に恵まれると信じている。
そんなわけでnoteの記事はまたしばらく書けそうにもないが、たまーにおもろい記事にも出会うので、そういうのだけを見てSNSとしてのnoteに惑わされないように使って行こうと思う。
最近読んでいるのはもっぱら片付けやインテリアの記事。
自分は何年も片付けができずインテリアも冴えない部屋に住んできたが、最近片付けができるようになったし、インテリアも友人におしゃれだと言ってもらえるようにまでなった。
ささやかなことではあるが、そういう日々の幸せを感じ、心穏やかに暮らしていきたい。
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