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海外に住んでて思う。日本の漫画は最高だということ。

Amazon.jpで、白泉社の50%ポイント還元キャンペーンが行われている。

え・・・何これ・・・最高すぎるじゃん・・・。

私は海外に住んでいるので、そんな気軽に漫画を買えないし、日本円の銀行残高も結構気にしてあまり使わないようにしている。が、今回ばかりは違う。この大チャンスを見過ごすわけにはいかない!!

そして私はすでに20冊以上Kindle漫画を購入したっ!そのラインナップを勝手にご紹介。


第一弾:かげきしょうじょ!!

歌舞伎役者になりたかった女の子が、宝塚をモデルとした紅華歌劇団のトップスターになりたいと学校に入学した話。

宝塚の文化や、歌舞伎の文化について知ることができる。

そして、アイドル文化の背景とかも。

各キャラクターそれぞれに悲しい過去があり、それを乗り越えてきたところもいい。仲間、友達だけどライバル。

日本の漫画って、こういう少女漫画でもバックグラウンドが大体ダークだったりするから、そこがおもしろいんだよね。海外のアニメは絶対そういうのない。

これは実際にある歌舞伎や、宝塚、AKBなどのアイドルグループといったものが作中に出てくるので、とても馴染みやすい。そして絵がかわいいのも高ポイント。コメディ要素はたくさんあるが、シリアスな話は涙が出るほどいい。


第二弾:大奥

言わずと知れたよしながふみの男女逆転大奥。昔、実写化もされましたよね。あれはほんの触りの部分だけだったんだけど。

これを読むとね、高校の時に覚えた徳川の順序とかを思い出すんですよ。もうね、あ〜なんか歴史の授業で先生が歌で覚えろとか言ってきたなぁ、とかそういう青春時代を思い出す。

まったく覚えてないからこそ。あぁそうだった、こういう順序だったとか、この将軍のときにこういうことが起きたんだった、とか。この人の正室はこの人だったな、とか大河でなんかちらっと見たな、とか。

男女逆転だし、話も脚色されているんだけど、歴史に沿っていることもたくさんあるので、勉強になる。

そうそう、漫画は勉強に使えるんですよ。どうしても覚えられないことが漫画ならすっと覚えられる。そういう風にして私は物事を覚えてきました。

日本独特なのかなって。なんでも漫画にしてしまうところが。偉人も大体漫画になってるし。私は本を読むのは苦手なんだけど、漫画ならどれだけで読める。文字よりイラストと文字のほうが頭に入るんだよね。

よしながふみといえば、「きのう何食べた?」が実写になったことで、かなり有名になりましたけど、わたしは「西洋骨董洋菓子店」のときから大好き。

絵がきれいなだけじゃなくて、ゲイがよく出てくるっていうのは、昔はあんまり見かけなかったというか。ゲイを描いていたのは、よしながふみか、CLAMPくらいだったような気がするんだ。今でこそ、ゲイは一般的になっているけど。

よしながふみの漫画も、やはりキャラそれぞれに暗い過去があり、それが丁寧に描かれている。心がぎゅーっとなる場面がたくさんあり、涙することも。

あと、よしながふみは人の汚い部分というか、意地悪な人や、本当にひどい人間のこともとことん描くんですよね。あと表情が怖い。だからすごくゾッとする場面も多くて、それがおもしろい。


第三弾:輝夜姫

大好きな清水玲子の漫画です。「月の子」「秘密」が実家にあるので、話を忘れた「輝夜姫」を買ってみた。

この話は端的にいうと、SF&ちょっとグロい。絵がものすごくきれいなので、登場人物の美しさに惚れ惚れしてしまうんだけど、結構血が出てくる場面があるので要注意。

これはまだ完全に読み切っておらず、まだ2巻まで読んだところなので感想があまり言えないのだが、とにかくおもしろい。

清水玲子の絵が大好きで、いくつもの漫画を読んできた。輝夜姫も一回か二回は読んだことがあるので、話の展開に懐かしさを覚えるが、それでも何回読んでもおもしろい。

他の漫画は実家にあるといえど、パンデミック中に日本に帰国することはまだしばらく難しそう。だからこの機会にすべて買ってしまった。でも後悔は全くしていない。


日本人は我慢したり、建前があったり、言いたいことが言えなかったりする。そこがいい。

先述したが、海外のアニメが私は苦手だ。それはなんでかっていうと、キャラたちがとにかく明るいからだ。言いたいことはハッキリ言えるし、いやなこともいやと言える。

そして、困難にぶつかっても、なんとかなるぜ〜い!というノリで乗り越えていく。そして、キャラたちが本当によくしゃべる。

日本のキャラはそんなにおしゃべりでなかったり。心の中で思っていることを口に出せなかったり。暗い過去があって今明るくしているとか。実は隠したい過去があるとか。そういうのを乗り越えて、自己成長していくのがおもしろい。

それって、海外に暮らしていて思うけど、外国人と日本人の差何だと思う。本当にヨーロッパの人たちは明るいし、社交的だし、いやなことはいやと言える。

日本人である私は、ヨーロッパにきて、多少明るく、社交的になり、いやなことをいやと言えるようになってきたが、根は日本人のままだ。

だから、やはり日本の漫画やアニメを見ると、とても共感できたり、胸が苦しくなったり、涙が出てしまうのだ。

海外に住んでいると漫画よりアニメのほうが簡単に見られるので、そっちを主に見ていたが、アニメはやっぱ時間が経つのが長いんだよな。そして、夢中になって次次!と見ることができない。間延びにしているっていうか。

でも漫画だと、もう中毒のようになって次から次へと読み進められる。自分のペースで読み進められるところが、アニメと違うところだと思う。やっぱそこがいいんだよな。

私は最初結構ザーーーっと読んで、2回目はじっくり読む、って感じ。そういう何回も繰り返し読めるところも漫画のいいところだ。


なんだかいつも書いている記事とは全く関係のない漫画についての熱い愛について語ってしまった。でも本当にこのキャンペーンは素晴らしいので、どんどん買ってしまおうと思う。噂によると、こんな大キャンペーンは数年に一度しかないようなので。

もし興味ある方はぜひチェックしてみてください。(Amazonの回し者ではないです)








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三橋
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